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“DALIのDNA”を凝縮したBluetoothスピーカー。B&Oは新生「BeoSound 1」
2016年9月7日 07:30
デンマークのDALIは、「IFA 2016」において同社初となるポータブルBluetoothスピーカー「KATCH」を出展している。欧州で10月に発売し、価格は399ユーロ。
また、同じくデンマークのオーディオメーカーであるBang & Olfsen(B&O)は、ワイヤレススピーカー「BeoSound 1」と「BeoSound 2」を展示。これら2機種は日本でも9月1日より発売されており、価格はBeoSound 1が219,000円、BeoSound 2が287,000円。
DALI「KATCH」
ハイエンドスピーカーなどを手掛けるDALIによる、Bluetoothポータブルスピーカー。「DALIが持つオーディオDNAがコンパクトかつエレガントデザインに込められ、どこでも持ち運んで聴ける」としている。
Bluetooth 4.0に対応し、低遅延のaptXコーデックもサポート。NFCでスマートフォンとワンタッチでペアリング可能。スピーカーユニットは21mm径のツイータと3.5インチのアルミ振動板採用ウーファを各2基搭載。出力18W×2chのClassDアンプを備える。2つのパッシブラジエータにより低音を強化している。
USB端子からスマートフォンなど他の機器へ給電可能。Google「Chromecast Audio」(別売)とのUSB接続により、ネットワークスピーカーとして使うことも想定する。また、KATCHを2台同時にペアリングすることで、セパレートのステレオスピーカーとして利用可能。
バッテリ容量は2,600mAhで、スピーカーとしての連続使用時間は24時間。側面に持ち運び用のストラップを備える。外形寸法は138×268.5×47mm(縦×横×厚さ)、重量は1.1kg。
B&O「BeoSound 1」、「BeoSound 2」
いずれも無線LAN/Bluetooth搭載のワイヤレススピーカーで、BeoSound 1はバッテリも内蔵している。なお、同じ製品名のモデル(BeoSound 1は薄型スクウェア筐体のCDオーディオシステム、BeoSound 2はポータブルオーディオプレーヤー)は過去にも発売されている。
新モデルは円錐から上部を切り取ったような本体デザインが特徴で、上部にリフレクターを備え、360度に音を拡散して部屋のどこでも音楽を聴ける。SpotifyやDeezerなどの音楽サービスを利用可能。Google Cast for AudioやDLNA、AirPlayにも対応する。
同社のBeoLab 5やBeoLab 18にも搭載されている「Acoustic Lens Technology」を採用。天井や床による不要な反射を抑えながら、水平方向360度に音をに出せるという。
BeoSound 1は3.5kgの筐体にバッテリも内蔵し、4~16時間(音量などによって異なる)の利用が可能。スピーカーは2ウェイで、出力40Wのフルレンジスピーカー用ClassDアンプと、20Wのウーファ用ClassDアンプを内蔵。外形寸法は16.2×32.7cm(直径×高さ)。
BeoSound 2は19.6×43.1(直径×高さ)、重量4.1kgの据え置き型で、スピーカーは3ウェイ。アンプはツイータ用が40W、ミッドレンジが11W×2ch、ウーファが20W×2ch。スマホなど外部機器への充電も可能。
いずれもスマートフォンアプリの「BeoMusic App」から操作可能で、iOS用は提供中、Android版は'16年秋に提供する。