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ソニーのHDDオーディオ「HAP-Z1ES/S1」が音楽サーバーに。USB DAC接続も
2016年10月18日 13:08
ソニーは18日、ハイレゾ楽曲再生に対応するHDDオーディオトランスポート「HAP-Z1ES」と、アンプ内蔵のHDDオーディオプレーヤー「HAP-S1」のソフトウェアを更新。ネットワーク経由で音楽を配信するメディアサーバー機能や、本体USB端子からソニー製USB DACへのデジタル出力機能が追加される。
どちらもDSD 5.6MHzや、192kHz/32bitのWAVなどのハイレゾ音源に対応するHDDオーディオ機器。HAP-Z1ESはDSDリマスタリングやフルサイズ筐体を採用した上位モデル(直販価格189,000円)で、HAP-S1は500GB HDDに加え、40W×2chアンプを内蔵している(同72,880円)。
アップデート内容はHAP-Z1ESとHAP-S1とも共通で、本体ソフトウェアの更新により以下の3つの機能が追加される。
- メディアサーバー機能
- USBデジタル出力
- 再生停止/再開時のフェードイン/アウト
メディアサーバー機能
HAP-Z1ES/HAP-S1内蔵のHDDや、USB接続した外付けHDDに保存されている音楽ファイルを、HAPシリーズと同じネットワーク上に接続したネットワークオーディオ機器側で再生できるようになる。ソニーのWi-Fi/Bluetoothスピーカー用アプリ「SongPal」から楽曲ライブラリを参照し、曲を選んで再生したり、曲送り/曲戻しなどが行なえる。HAPシリーズ本体で音楽再生中もネットワークオーディオに出力できる。
「HAP-Z1ES/S1のHDDに保存した音楽を他の部屋から聴きたい」というユーザーの要望を反映させたもの。書斎に置いたHAP-Z1ESで鳴らしながら、リビングなど別室にある薄型サウンドバー「HT-NT5」や、ハイレゾ対応ワイヤレススピーカー「SRS-X99」などからHAPシリーズの音源を流すといった使い方が可能になる。
同機能は、本体のサーバーソフトがデータベースに記録している「ジャンル」、「アーティスト名」、「アルバム」、「プレイリスト」や、「お気に入り」、「おまかせチャンネル」など、HDDのフォルダ階層とは異なるHAPデータベースで構築した情報を、ネットワーク上のオーディオ機器から参照できる形で開示する。一般的にジャケット画像やアーティスト名などが付かないWAVデータなどでもメタデータやジャケット表示が可能。ジャンル検索などの検索候補にも表示されるようになる。逆に、HAPデータベースが参照できない場合はファイル名のみ表示される。