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「シン・ゴジラ」や「君の名は。」好調の東宝が、業績予想を上方修正

 東宝は13日、映画「シン・ゴジラ」や「君の名は。」の好調などを理由に、4月に発表した通期業績予想を上方修正。売上高は2,340億円(前回予想から173億円増)、営業利益は470億円(同140億円増)、当期純利益は330億円(同107億円増)とした。

シン・ゴジラ
(C)2016 TOHO CO.,LTD.

 '17年2月期(2016年3月1日~2017年2月28日)業績を上方修正する理由として、主力の映画事業において定番のアニメーション作品が好調に推移したことや、「シン・ゴジラ」のメガヒットで業績が当初予想を上回ったこと、「君の名は。」が興行収入154億円を超え、現在も興行成績を伸ばし続けていること、堅調な不動産事業などを挙げている。

 なお、同日には第2四半期決算を発表。連結業績(3月1日~8月31日)は、売上高が1,149億8,300万円(前年同四半期比7.2%減)、営業利益244億300万円(同0.3%増)、経常利益250億4,800万円(同2.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は165億8,500万円(同4.9%増)となった。

 TOHOシネマズでは、10月から公式アプリやサイトにおけるチケット決済方法に「Apple Pay」を導入するなど、サービス強化を続けるという。劇場数は、2017年2月に東京都港区の「シネマ メディアージュ」(13スクリーン)を閉館し、年度末には全国で13スクリーン減の666スクリーン(共同経営56を含む)となる予定。