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カシオ、洞窟探検に使える超高感度分離型アクションカム

 カシオ計算機は、分離型のアクションカメラ「Outdoor Recorder」の新モデルとして、最大ISO 51200の超高感度撮影が可能な「EXILIM EX-FR110H」を12月9日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,000円前後。カラーはブラック(BK)。

EXILIM EX-FR110H

 カメラ部と液晶ディスプレイを備えたコントローラ部を分離でき、シーンに応じて自由なスタイルで撮影できるアクションカメラ。Bluetoothでワイヤレス連携を行なう。アウトドア利用を想定し、耐落下1.3m(合体時)、耐低温-5度、IPX8/6相当の防水性能とIP6X相当の防塵性能を備える。

 EX-FR110Hでは、カメラ部に1/2.8型裏面照射型CMOSセンサーを採用し、最大ISO 51200での高感度撮影を可能にした。有効画素数を190万画素に抑えて1画素あたりの面積を大きくしている(8月発売の4K撮影対応「EX-FR200」は1/2.3型で有効1,195万画素)。また、ノイズを抑える専用回路を新規設計した「EXILIMエンジン HS ver.3」による画質の最適化を図り、暗所での高画質撮影が可能。洞窟探検やナイトサファリ、ナイトハイク、キャンプなどの利用を想定している。

EX-FR110Hの作例
従来モデルで上と同じシーンの作例

 レンズの焦点距離は35mm換算で20mm相当。F値はF2.8。デジタルズーム(2倍)を備える。JPEG静止画と、MOV形式でMPEG-4 AVC/H.264の動画撮影が可能で、一定間隔で静止画や動画を自動撮影するインターバル機能も備える。動画は最大1,920×1,080/30fpsで撮影でき、最長撮影時間は29分まで。手ブレ補正機能も備え、動きながらの撮影でもブレを抑えて撮れるとする。記録メディアはmicroSDメモリーカード(microSDXC対応)。内蔵メモリーの記録容量は約49.9MB。

 撮影時はカメラ部とコントローラ部を分離して身につけたり、離れた場所からリモート撮影できるほか、レンズと液晶モニターを同一面に配した「セルフィースタイル」、カメラ部を折りたたんだ「カメラスタイル」といった撮影スタイルを選べる。

 カメラとコントローラ間の通信はBluetooth Ver.2.1+EDR。カメラ部のみBluetooth 4.0対応でIEEE 802.11b/g/nの無線LANも搭載。専用アプリ「EXILIM Connect」をインストールしたスマートフォンとBluetoothで接続、スマホからカメラを制御したり、撮影した画像をスマホに自動送信可能。さらに写真共有アプリ「Scene」と連携させ、スマートフォンに送信された画像をクラウドアルバムにも自動共有できる。

 専用バッテリを内蔵し、静止画撮影枚数は約290枚。動画実撮影時間はフルHD/30fpsで約1時間5分、動画連続撮影時間(ハイスピード動画HS240)で約1時間25分。連続再生時間は約4時間10分。

 カメラ部の外形寸法は60.9×33.3mm(直径×奥行き)。重量は76g。コントローラ部には3型/92万ドットの液晶ディスプレイ(静電容量式タッチパネル)を装備。外形寸法は59.2×19.4×86.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約103g。