10月のBD売上は前年比78.9%。前年「マッドマックス」ヒットから大幅減

　日本映像ソフト協会(JVA)は7日、2016年10月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は前年同月比78.9%の131億200万円で前年を割り込んだ。売上本数は同93.6%の532万2,000枚。BD(UHD BD含む)とDVDの売上金額の割合は41：59。

　2016年10月のBDビデオ全体の売上金額は、前年同月比76.5%の53億6,600万円で、数量は同75.2%の119万枚(いずれもUHD BD売上を含む)。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は41%で、数量の構成比は22.4%。内訳は、販売用の売上額が前年同月比75.6%の50億500万円。数量は同74.4%の103万9,000枚。レンタル店用は売上額が同68.6%の2億6,400万円、数量が同86.8%の16万枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比80.6%の77億3,600万円。数量は同100.7%の413万2,000枚。内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比82%の40億5,500万円。数量は同89%の144万4,000枚となった。レンタル店用は売上額が同76.1%の34億8,400万円、数量は同104.6%の257万8,000枚。雑誌・コミックなどに付く「特殊ルート」のDVDは、売上額が1億3,900万円で、数量は10万1,000枚。

　BD/DVDの販売用の合計売上は前年比78.4%の90億6,000万円。JVAでは、2015年10月に映画「マッドマックス 怒りのデスロード」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジー 30thアニバーサリー・デラックス・エディション」などのビッグタイトルがリリース。その影響で販売用・レンタル店用ともに前年同月比への影響があったと見ている。

　2016年10月の新作BDビデオは、販売用が前年同月比86.5%の231タイトル、レンタルは同100%の18タイトル。新作DVDは販売用が同78.8%の313タイトル、レンタルは同164.8%の450タイトル。