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11月のBD売上は前年比85.7%。レンタル用BD売上が初の10%超

 日本映像ソフト協会(JVA)は5日、2016年11月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は前年同月比88.3%の165億4,300万円で、前年を割り込んだ。売上本数は同100.1%の617万7,000枚。BD(UHD BD含む)とDVDの売上金額の割合は44.7:55.3。

 2016年11月のBDビデオ全体の売上金額は、前年同月比85.7%の73億9,100万円で、数量は同85.6%の162万枚(いずれもUHD BD売上を含む)。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は44.7%で、数量の構成比は26.2%。内訳は、販売用の売上額が前年同月比83.5%の69億800万円。数量は同79.8%の137万枚。レンタル店用は売上額が同130.3%の4億5,200万円、数量が同140.3%の24万6,000枚。

 DVDビデオ全体の売上額は前年同月比90.6%の91億5,200万円。数量は同106.5%の455万7,000枚。内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比91.4%の52億8,500万円。数量は同79.5%の160万3,000枚となった。レンタル店用は売上額が同88.8%の37億7,000万円、数量は同124.5%の279万3,000枚。

 雑誌・コミックなどに付く「特殊ルート」ビデオソフトは、BD売上額が1,800万円で、数量は2,000枚。DVDが3,100万円で、数量は15万枚。

 BD/DVDの販売用の合計売上は前年比86.7%の121億9,300万円。前年同月は映画「スター・ウォーズ」の過去シリーズや「ターミネーター:新起動/ジェニシス」、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN II」などのビッグタイトルがリリースされ、その反動で前年割れになった。

 レンタル用の合計売上は42億2,200万円で、2016年では3番目の実績となったが、前年同月比は91.9%だった。レンタル用売上におけるDVDとBDの比率は89.3対10.7で、BDが初めて10%を超えた。

 2016年11月の新作BDビデオは、販売用が前年同月比90%の314タイトル、レンタルは同195%の39タイトル。新作DVDは販売用が同87.8%の504タイトル、レンタルは同118.2%の486タイトル。