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Sonus faberが協力したイタリアンヘッドフォン「Pryma 01」。完実でも取扱開始

 完実電気は、ピュアオーディオのスピーカーを手がけるSonus faberが、デザインや設計開発、生産まで全面的に携わった、新ブランドPrymaのヘッドフォンを12月15日に発売する。モデル名は「Pryma 01」で、価格はオープンプライス。店頭予想価格はノーマルモデルが58,000円前後、シエルカバーにカーボンを使ったモデルが64,500円前後。

Prymaのヘッドフォン「Pryma 01」

 仕上げは7種類用意。Coffee & Cream(HDP0101FIN)、Pure Black(HDP0102FIN)、Heavy Gold(HDP0103FIN)、Rose Gold & Dark Grey(HDP0105FIN)、Notte(HDP0106FIN)、Carbon Marsala(HDP0104FIN)、Carbon Notte(HDP0107FIN)。

左からRose Gold & Dark Grey、Coffee & Cream、Heavy Gold

 既報の通り、既にアークジョイアが取り扱っているヘッドフォンだが、完実電気でも扱いを開始する。Prymaは、Audio Research、McIntosh、Sonus faber、Sumiko Subwoofers、Wadiaなどのブランドを持つ、World Of Macintosh(WOM)グループが設立した新ブランド。

 Sonus faberのデザイナー、設計チームが、スピーカー設計と同様に、ハイクオリティサウンドと高いデザイン性を兼ね備えた「マスターピース」の称号に相応しいヘッドフォンとして開発したというモデルで、ドライバにもSonus faberの技術を投入。イタリアで職人が手作りで仕上げている。なお、ヘッドバンドとハウジング部分は取り外しも可能。

使用イメージ
イタリアで職人が手作りで仕上げる
「2016東京インターナショナルオーディオショウ」アークジョイアブースでの展示。ヘッドバンドとハウジング部分は取り外しできる

 ハウジングには、軽量で剛性に優れたアルミニウム素材を採用。独自設計のイヤーパッドは、快適さと遮音性を追求し、レザー素材を採用。シェルカバーに、「精悍でアクティブさが際立つ」というカーボンを使ったモデルもラインナップしている。

 ハウジングは密閉型。ユニットは40mm径で、公称インピーダンスは32Ω。再生周波数帯域は10Hz~25kHz。歪率は0.1%以下。最大入力は120mW。感度は118dB。

 ヘッドバンドにはイタリア製本革素材を採用。「使い込むことにより、独自の高級感が楽しめる」という。バンドの裏面にはマイクロファイバーが使われ、通気性にも優れている。

 ケーブルは着脱可能で、ヘッドフォン側の端子は2.5mmのモノラルミニ。プレーヤー側はステレオミニで、ケーブル長は1.3m。重量は355g。