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ワイドFMの首都圏開始1周年、FMでの聴取者が57.5%に

 2016年12月7日、AMラジオ放送をFMでも聴ける「ワイドFM」(FM補間放送)が首都圏でスタートして1周年を迎えた。TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送の3局の共同調査によれば、首都圏でのラジオリスナーにおいては、FMで聴いている人が57.5%と過半数を超えたという。

 調査は3局が共同で実施し、それぞれが特設サイトを作り、11月16日から30日まで回答を募集。投票総数は2,595名で、そのうち「FMで聴いている」との回答が57.5%、「AMで聴いている」が42.5%となり、ワイドFM聴取がAMを上回った。TBSラジオでは、「開始から1年で首都圏のラジオリスナーの間ではワイドFMの認知が進み、AM放送から乗り換える人が増えている」としている。

 アンケートでは、「受信状態のいい場所を探して家の中をウロウロしなくなった」、「AMで聴いていた時より聞こえが良くなり、ラジオを聞く時間が増えた」といったコメントや、都心の高層マンションの住民から「今まで聴いていなかったが、家でもラジオをつけるようになった」などの声が寄せられたという。

 ワイドFMは災害対応や都市型難聴取対策を目的に、国の施策として全国のAMラジオ局で進められており、全国47局のうちすでに27局が本放送を開始している。