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マーク・レビンソンの新オーディオプレーヤー「No519」。USB DAC&スロットCD

 ハーマンインターナショナルは、Mark Levinson(マーク・レビンソン)のオーディオプレーヤー”「No519」を2017年初旬より発売する。価格は215万円。CDプレーヤー機能とUSB DAC、USB入力、ストリーミングミュージック対応などを統合した“オーディオプレーヤー”として展開する。

Mark Levinson「No519」

 Mark Levinson伝統のアナログオーディオ・パフォーマンスに先進のデジタル・オーディオ再生能力と操作性、柔軟性の高いシステムオペレーション技術を融合したオーディオプレーヤーで、「ほぼ全てのデジタル音源の再生に対応する」という。

 スロットローディング方式のCDドライブを備え、音楽CDやMP3を記録したCDの再生に対応するほか、USB DACによるPCからの音楽再生や、USBマスストレージからの音楽再生(USB-A端子×2)、Spotifyなどのストリーミング音楽再生、Bluetooth接続による、スマートホンなどからの音楽再生に対応。さらに、5系統のデジタル入力(AES/EBU×1、同軸×1、光デジタル×1)を備えている。付属のリモコンでの操作に加え、iOS/Androidアプリによる操作も行なえる。

スロットローディング式のCDドライブを搭載

 USB DACは、PCM系は32bit/192kHzまで、DSDは5.6MHzまで対応し、専用のドライバを利用。ESS製のDACと独自のジッタフリー回路による「マークレビンソン・プレシジョンリンクDAC」により音質向上を図っている。

 EthernetやIEEE 802.11b/g/n無線LANを備えており、プレシジョンストリーミング機能により、Spotify、Tidal、Qobuz、Deezer、Rhapsody/Napster、QQなどのストリーミングサービスに対応。インターネットラジオなども受信/再生できる。圧縮音源などを高音質化するClari-Fi技術を搭載する。1GHzのARM Cortexマルチコアプロセッサを内蔵する。

 フルバランス設計回路やマークレビンソン独自の折り畳みカスコード接続を採用。高効率でノイズの少ない回路を実現するとともに、高出力、低ノイズ、広帯域と、優れたリニアリティを得ることができるという。

内部基板

 デジタル入力は、XLR(AES/EBU)バランス×1、同軸デジタル×2、光デジタル×2。USBはDAC用(Type-B)×1と、マスストレージ用(Type-A)×2を装備する。出力端子は、デジタル系がXLR(AES/EBU)バランス×1、同軸デジタル×1、光デジタル×1。アナログ出力はXLRバランス×1、RCA×1、ヘッドフォン(ステレオ標準)×1。外形寸法は438×406×146mm(幅×奥行き×高さ)、重量は16.4kg。

背面