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DLP 4Kプロジェクタ「BenQ HT8050」'17年2月発売。実売66万円でTHX HD

 ベンキュージャパン(BenQ)は、THX HD認定を取得した4K DLPプロジェクタ「HT8050」を2017年2月24日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は66万円前後。

BenQ HT8050

 TIのXPR技術をベースとした4K UHD DMDチップを搭載した、民生用の4K DLPプロジェクタ。DMDチップは415万個(2,716×1,528)のマイクロミラーを用いており、各フレームで解像度を830万画素に倍増するデュアルポジションの精度光アクチュエータを経由し、XPR高速技術により4K/UHD化を実現。ピクセル間のボケの無い鮮明な映像を実現できるという。

 輝度は2,200ルーメン、ダイナミックアイリス利用時のコントラストは5万:1。カラースペースはRec.709。色区分とカラーホイールコーティングの20通り以上の組み合わせについて、ISFキャリブレーション訓練を受けた専門技術者がテストし、ソフトウェアの最適化や製造ラインの品質管理を徹底。製品ごとに最終色テストを実施してから出荷している。カラーホイールは6倍速のRGBRGB。

 また、THX HDデイスプレイ規格認証に準拠し、Rec.709、精密なガンマ、理想的な色温度、高度な均一性、THXモードの搭載などにより、THXが認めた高画質で映画のような画質を楽しめるという。投写サイズは95~300型。3Dにも対応する。

 レンズは1.5倍の光学ズームで、自動でズーム比を調整し、最適なピント調整を行なう「True Zoom」システムを搭載。縦±65%、横±27%のレンズシフト機能も備えている。トータル・インナー・リフレクション(TIR)光学レンズ構成で、均一な色や明るさ忠実度を実現するという。動作適応型のエッジ向上技術「4Kピクセル・エンハンサー」や「カラー・エンハンサー」などを統合した画質向上機能「CinemaMaster Video+」も搭載する。ISFccc認定を取得しており、ISF認定取得エンジニアによるカラーキャリブレーションに対応する。

 HDMIは2系統備えており、HDMI1はHDMI 2.0/HDCP 2.2、HDMI2がHDMI 1.4/HDCP 1.4。D-Sub 15ピンも備えている。また、RS232cやRJ-45(LANコントロール)、USB、12Vトリガー端子も装備する。

側面

 消費電力は最大384W(待機時0.5W)。動作音は23dB/26dB(エコノミー/標準)。外形寸法は470.7×564.7×224.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約14.8kg。