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DJIドローンが国交省の「目視外飛行」基準をクリア。MAVIC PROなど7機種

 DJI JAPANは17日、国土交通省へのドローンの飛行許可・承認申請において、DJIの「MAVIC PRO」など7機種が「目視外飛行のための基準」をクリアしたと発表した。また、同社製品3機種が「資料の一部を省略することができる無人航空機」に認定された。

'16年10月に発売された、折り畳み可能なDJIドローン「MAVIC PRO」

 「目視外飛行のための基準」に認定されたのは、PHANTOM 3 ADVANCED、PHANTOM 3 PROFESSIONAL、PHANTOM 4、INSPIRE 1、INSPIRE 1 PROFESSIONAL、MAVIC PRO、MATRICE 100の7機種。これらは、機体の自動飛行を制御/計画するiPad用アプリ「GROUND STATION PRO (GS PRO)」と連携することで同条件での使用が可能になる。

 モニターなどを利用する目視外飛行のためには、「自動操縦システムを装備し、機体に設置されたカメラ等により機体の外の様子を監視できること」や、「地上において、無人航空機の位置及び異常の有無を把握できること(不具合発生時の不時着を含む)」、「電波断絶等の不具合発生時に危機回避機能(自動帰還機能、電波が復帰するまで空中で位置を維持する機能等のフェールセーフ機能)が正常に作動すること」が必要。

 なお、Matrice 600とMatrice 600 Proは、機外の様子を監視できるカメラを装備し、そのカメラの写真と書類を提出することで、目視外飛行のための基準がクリアされる。

 「資料の一部を省略することができる無人航空機」に新たに認定された機種は、MAVIC PRO、MATRICE 600、MATRICE 600 PROFESSIONALの3機種。なお、上記のPHANTOM 3/4やINSPIRE 1、MATRICE 100は既に認定されている。

 国土交通省へのドローンの飛行許可・承認申請に関する詳細は、国土交通省のWebサイト内にある「無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」のページで案内されている。