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シャープが中国・深圳に研究開発センター設立。中国・ASEAN向け製品強化

 シャープは、中国やASEAN地域向けの白物家電/AV機器の開発強化に向け、中国・深圳に研究・開発センターを設立した。海外での事業拡大に向け、'16年12月にグループの中国事業を統轄する夏普科技(深圳)有限公司(SUT)を中国・深圳に設立しているが、研究・開発センターを新たにSUT内に設置。鴻海精密工業グループの研究・開発拠点も隣接しており、同グループのリソースを活用し、相乗効果を発揮していくという。

研究・開発センターが入るSUT社屋

 シャープでは、鴻海傘下の経営体制のもと、“輝けるグローバルブランド”の実現に向けて、八尾、矢板、広島、天理、堺などの国内各事業所に研究開発体制を再構築。国内向けには今後もIoT関連などの研究開発や日本のユーザーニーズにフィットする商品開発に取り組んでいく。一方で、海外での事業拡大も最重要課題としており、深圳の研究開発センターの設立もその一環。「中国・ASEAN地域の中心」という立地を活かし、同地域のユーザーニーズにフィットした家電製品を、鴻海の協力の元、開発していく。