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EPOS、3ウェイでも「2ウェイのようにバランスの取れた温かみある音」最上位スピーカー「ES-28N」
2026年1月23日 15:00
タクトシュトックは、EPOSの新フラッグシップスピーカー「ES-28N」を2月1日に発売する。価格はペアで198万円。仕上げBLK(ブラック)、WNA(ウォールナット)、WHT(ホワイト)で、ホワイトは受注取り寄せ。
FINK team/eposブランドにおいて2ウェイのスピーカーをメインに展開してきたカールハインツ・フィンク氏が、新たに展開する3ウェイ。
ツイーターは28mmアルミ/セラミック・ドーム。ミッドレンジは130mmインジェクションモールド・ポリプロピレンコーン。ウーファーは178mmインジェクションモールド・ポリプロピレンコーンを2基搭載する。
ツイーターは、ES-14NやES-7Nと同じものを採用。アルミニウム合金ドームをセラミックでコーティングすることで剛性を高め、ファブリック・サラウンドと特殊形状のコントロールリングの採用により共振ピークは約30kHz となり、聴覚の限界である20kHzから大きくシフトしている。ボイスコイルは28mmで、フェライトマグネットを採用。カッパー(銅)キャップを追加することで超高周波でのレベルを向上させている。
「ES-14N以上に豊かで、eposらしいグルーブ感あるマッシブでタイトな低域を2ウェイシステムのダブルウーファーで得る事は現実的ではない」とし、優れた性能を持つES-7Nの130mmのポリプロピレン・ドライバー・ウーファーに注目、ES-28Nでは、このウーファーに僅かな変更を加えてミッドレンジ・ドライバーとして採用している。
具体的には、特殊な形状になるよう射出成型を行ない、10%のマイカを混入させる事で理想的な剛性を実現。低ヒステリシス(過去に加わった力)のラバー・サラウンドとノーメックス・スパイダーにより、大きな振幅に対してもリニアで優れたコントロール性能を発揮する。30mmのボイスコイルは、非金属のTILフォーマー製。
2基の7インチウーファーのマグネットとバスケットはES-14Nと同じだが、コーン型はカーブドコーンではなく、ストレートコーンを採用。逆ドーム型の大型センターキャップと相まってコーンの剛性が高まり、高速かつ力強い低音再生に繋がるという。マグネットはアルミニウム製の復調リングを用いて、ボイスコイルのインダクタンスを安定化させている。
エンクロージャーは、ES-14Nと同様、各ドライバーの時間軸を揃えるため、僅かに後傾している。2基のウーファーはバスレフポートがあるコンパートメントに収められ、キャビネットの音色変化を抑えるように補強。エンクロージャー全体は最新世代のダンピング・グルーで接着した2層MDFで組み上げられている。
50mm厚のフロントバッフルは、10mm 2層 30mm 1層による多層MDFパネルで構成。ミッドレンジは、反射を防ぐため背面側を三角形にした専用コンパートメントに収められ、さらにツイーター後方のスペースにクロスオーバーを収める事で、各コンポーネントがウーファーによる音圧の影響を避けている。バスレフポートは底面に配置。
長さ30cmを超えるバスレフポートによる出力で、低域は30Hzまで再生できる。全体の周波数帯域は30Hz~25kHz(-6dB)。能率は86dB@ 2.83V/1m。全高調波歪は0.2% THD @86dB between 100Hz and 10,000Hz。クロスオーバーは300Hz、2,700Hz。平均インピーダンスは6Ω、最低インピーダンスは3.9Ω@16kHz。
ネットワークは、改良が施されたLKR回路を採用。「適切な設計と膨大な時間をかけた試聴テストの結果、小型ミッドレンジのもたらす透明感とツインウーファー構成の力感を伴いつつ、2ウェイシステムのようにバランスの取れた温かみあるサウンドを実現した」という。ネットワークは、ツイーター背後の独立したチャンバー内に設置。カスタムメイドの高電圧コンデンサー、高出力インダクター(コイル)、低インダクタンス抵抗器を用いることで、ナチュラルな音色に調整した。
レスポンス・カーブは、クロスオーバー周波数である約300Hzから下降する低域特性。ウーファーが床に近いことを想定し、これまでとは若干異なる音作りになっているとのこと。「30Hzという低いチューニングと相まって、非常に深くタイトな低域を実現。中域ではインピーダンス補正が施されており、真空管アンプとの相性も向上している」という。
外形寸法は250×360×1,050mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は35kg。ターミナルはシングルワイヤでバナナプラグにも対応する。



