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ソニー、映画分野で1,121億円の減損。「映画は引き続き重要な事業」

 ソニーは30日、映画分野の営業権に関する1,121億円の減損を計上すると発表した。減損の対象となる営業権の過半は1989年にコロンビア・ピクチャーズ・エンタテインメント社の株式を公開買付けした際に計上したもの。ソニーの2016年度連結業績への影響については、「現在精査中であり、2月2日の第3四半期決算発表において公表する予定」としている。

 映画分野のうち「映画製作事業」の将来の収益見通しを下方修正した。主に市場縮小の加速により、ホーム・エンタテインメント(BD/DVDなどのパッケージメディアやデジタル販売)事業の収益見通しを引き下げたことによるもの、としている。

 ソニーでは、「現在進めている映画製作事業の収益性改善に向けた施策及び、テレビ番組制作、メディアネットワーク事業の更なる拡大により、映画分野は将来の利益成長を見込んでいる。引き続きソニーにとって重要な事業と位置付けている」としている。