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VR撮影向け魚眼レンズのインタニヤなど3社が、マイクロフォーサーズ規格に賛同

 レンズ交換式カメラのマイクロフォーサーズシステム規格に15日、VR向けの360度撮影や、そのための製品開発などを行なうインタニヤや、農業の自動化を進めるイスラエルのAgrowing、マルチスペクトルカメラを手がけるQtechnologyの3社が賛同。準拠した製品の開発を進めている事を発表した。

インタニヤのマイクロフォーサーズ用250度魚眼レンズ「Entaniya Fisheye 250 MFT」

 新たに賛同したインタニヤは「VR業界の変革」を掲げ、プロフェッショナル用超広角魚眼レンズの開発・販売や、日本製の魚眼レンズ付きデジタルカメラの生産、パノラマ変換投稿サイト「EntapanoVR」の運営などを行なっている。1988年創業で、本社は新宿区。昨年10月に、マイクロフォーサーズ用の250度魚眼レンズ「Entaniya Fisheye 250 MFT」(388,000円)を発表している。

「Entaniya Fisheye 250 MFT」をカメラに装着したところ

 マイクロフォーサーズシステムは、オリンパスとパナソニックが2008年に共同で発表し、普及促進しているもの。4/3型の撮像素子を使うことでの小型化、画質の最適バランスを前提に、撮影機器の小型軽量化、動画撮影ニーズへの対応などを織り込むことを目的にフランジバック長の短縮化、レンズ側との信号伝達の高速・安定化、小型化を容易にするマウント外径の小型化を行なったフォーサーズシステムと互換性を備えた拡張規格。