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シャープ、'16年度の営業利益を101億円上方修正。原材料購入契約の見直しなど

 シャープは17日、2016年度通期連結業績予想を上方修正した。売上高は当初予測通りの2兆500億円だが、営業利益は101億円増の474億円。純利益も101億円改善し、271億円の赤字となる。

 修正の理由は、原材料の購入に関わる契約につき変更契約を締結したことで、買い付け契約引当金が101億円減少したため。これにより売上原価が減少する見込みとなり、上方修正を行なった。契約変更の相手や内容については、守秘義務により開示を控えるとしている。

 シャープ 戴正呉社長は、'16年11月の第2四半期決算発表の際などに、収益改善策の一環として「長期で不平等な契約の見直し」に言及。鴻海の資本力や購買力を生かした、契約の見直しを行なうとしていた。