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Skullcandy、震えるワイヤレスヘッドフォン「CRUSHER WIRELESS」

 Skullcandy Japanは、サブウーファを左右に追加して低域再生や振動を強化したBluetoothヘッドフォン「CRUSHER WIRELESS」を4月7日より発売する。価格は21,800円。カラーはBLACKとGLAY TANの2種類。

CRUSHER WIRELESS

 Bluetooth 4.2準拠のヘッドフォン。低域再生に合わせて本体が振動するヘッドフォン「CRUSHER」のワイヤレスモデルとなる。中高域を再生する40mm径ドライバに加え、34mm径のサブウーファも搭載した2ウェイ仕様。サブウーファは「ステレオハプティックベース(Stereo Haptic Bass)」と名付けられ、自社開発の振動回路によって45〜75Hzの低域信号に反応し、左右ハウジングで異なる振動を生み出す。振動の強さは無段階調節が可能で、左ハウジング下部に備えたスライダーで直感的に調整できる。一番下まで下げると振動オフになる。また、選曲操作や音量調整用のボタンも備える。

Stereo Haptic Bassと名付けたウーファ/振動システムを採用
左ハウジング下部に備えたスライダーで振動調節が可能

 同社の振動する有線ヘッドフォン「CRUSHER」(’12年発売)では、55Hz以下の低域に反応し、左右とも同じ振動を生み出していた。CRUSHER WIRELESSでは新たに左右独立で振動するよう改良。音楽だけでなく映画やゲームなどの音声も、より立体的に再生できるとする。

左がCRUSHER WIRELESS、右は有線のCRUSHER

 ヘッドバンドとスライダーは金属素材を採用して堅牢性を高めた。イヤーパッドはPUレザーを使い、形状記憶タイプで装着性を高め、音漏れ防止も図っている。

ヘッドバンドとスライダーは金属素材を採用

 スマートフォンなどと連携してハンズフリー通話も行なえる。内蔵バッテリはUSB充電に対応。約2時間でフル充電でき、連続再生時間は最大40時間(振動最大、音量80%時)。付属のリモコンマイク付きケーブルでプレーヤーなどと有線接続し、パッシブのヘッドフォンとしても使用可能。その際も、バッテリ残量があれば低域による振動が楽しめるという。バッテリ残量が無い場合は振動しない。

 付属品は、充電用USBケーブルと、リモコンマイク付きケーブル、専用ポーチ。

付属のUSBケーブルや有線接続用のオーディオケーブル。端子にもSkullcandyのロゴをあしらった
専用ポーチ。内部は起毛素材で、ヘッドフォンを保護する

 実際に手持ちのスマートフォンとペアリングし、ダフト・パンク「Give Life Back to Music」などを聴いてみると、打ち込みなどのリズミカルな低音に素早く反応し、生み出された振動が頭全体に伝わってきた。振動の強さは好みで調節可能だが、思い切って一番上まで上げると首筋にまで伝わるほどの強い振動で驚かされた。クラブミュージックやEDMなどが、相性が良さそうだ。

 音楽だけでなく、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のプロモーションビデオでは、Xウイング・スターファイターが画面を左から右に飛び去る時の轟音に反応して振動の強さも左から右へと移動感を伴って変化する。映画やVR映像で使ってみたいと感じた。

 有線のCRUSHERは'12年の発売後、10台後半の男性を中心に好調な販売記録を残し、これまでに45,000台が売れたという。Skullcandy Japanのマーケティングを担当する小浦里織 マネジャーは「今回のCRUSHER WIRELESSは2年間で国内10万台の販売目標を掲げる。CRUSHERユーザーの買い替え需要を促すとともに、新しものが好きな層や映画・ゲームを楽しむ人々もターゲットにしている。Skullcandyショップに体験型ショールームを展開するほか、SNS発信や全国各地のビルボード、ウィンドウディスプレイ設置でアピールし、『CRUSHER』というプロダクトブランドを確立したい」と話した。

SNS発信などのアピールで認知をさらに高め、『CRUSHER』というプロダクトブランドの確立を目指す