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“ほとんどを木で作った”ヘッドフォン「Konohazuk H3」、一般販売開始

 コノハズクは、“ボディのほとんどを木で作った”というヘッドフォン「Konohazuk H3」の一般販売を3月29日に発売する。価格はオープンプライス。直販サイトでの価格は29,800円(税込)。昨年春にクラウドファンディングで資金調達に成功し、製品化したもので、支援者への販売は既に行なっていた。

“ボディのほとんどを木で作った”というヘッドフォン「Konohazuk H3」

 公式オンラインストアのほか、 Amazon Launchpadストア、 実店舗はビックカメラの旗艦4店舗(池袋本店/有楽町店/新宿西口小田急店/新宿東口店※ビックロ)などで販売。順次拡大していく予定。

 Konohazukのオーディオ用ヘッドフォン第1弾製品として、昨年の3月よりクラウドファンディングで支援を募り、資金調達に成功したもの。Konohazukは、2009年に楽器ブランドbeating(ビーティング)として創業。カホンなどの木製楽器を手掛けており、2015年より木製ヘッドフォンの開発を本格化した。

「Konohazuk H3」

 「H3」は、40mm径のドライバユニットを搭載した、密閉型のオンイヤーヘッドフォン。ボディに国産のブナ材を使用。ハウジングは無垢材からの削り出しで、職人の磨きを経て完成する。木目や色が製品によって異なり、使い込めば風合いも変化するという。

ハウジングは無垢材からの削り出しで、職人の磨きを経て完成する

 ヘッドバンドにも木材を使用しているのが特徴で、ブナを薄く貼り合わせた合板を特殊な工法で曲げて側圧を持たせている。様々な頭の大きさや耳の傾きに柔軟に追従するという独自ジョイント機構を採用。装着しているうちに馴染む性質も持ち、柔らかいイヤーパッドとの組み合わせで、長時間のリスニングでも耳が痛くならないとしている。

 再生周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは32Ω、最大入力は1,000mW。ケーブル長は1.5mで、プラグはL型ステレオミニ。ケーブルは着脱可能。各部の部品もモジュール式で、劣化部分を手軽に交換できるという。重量は145g。