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moraがDSD 11.2MHz配信を開始。5.6MHzやPCM聴き比べや宮本笑里「birth」など
2017年4月12日 12:40
音楽配信サービス「mora」は12日、DSD 11.2MHz音源の配信を開始した。第1弾は、ステレオサウンドが製作したTOMA & MAMI with SATOSHIの「Stereo Sound Hi-Res Reference DSD 11.2MHz/1bit」をmora独占先行配信するほか、宮本笑里「birth」、The DUO(鬼怒無月+鈴木大介)「Nullset」の合計3タイトルを配信する。
moraでは2015年にDSD 2.8/5.6MHz音源の配信を開始しているが、現在のDSD録音の最高スペックとなるDSD 11.2MHzでの配信も開始した。
独占先行タイトルの、TOMA & MAMI with SATOSHI「Stereo Sound Hi-Res Reference DSD 11.2MHz/1bit」(3,888円/税込)は、ステレオサウンドが製作。
同作品は、CDフォーマットから最新のハイレゾフォーマットまでの音の再現性を確かめるために、PCMとDSDのデジタル録音機器を並列で稼働し同時録音。「フォーマットやスペックの違いによる音の特徴がストレートに反映されている」という。録音/サウンドプロデュースは、ミキサーズラボのサウンドプロデューサー&レコーディングエンジニアで、日本音楽スタジオ協会 会長の高田英男氏。
同作品は、DSD 11.2MHz以外にDSD 5.6MHz(3,240円/税込)、192kHz/24bit版(3,240円/同)も配信となるが、DSD 11.2MHzからのダウンサンプリングは行なわず、すべて別々の録音機器による同時録音のオリジナル音源となる。また、DSD 11.2MHz、5.6MHz、192kHz/24bitともにPDFブックレットと聴き比べ用44.1kHz/16bit FLAC音源が特典として付属。この44.1kHz/16bit音源も並列録音されたもので、ダウンサンプリングではない。
さらに、宮本笑里「birth」(4,700円/同)、The DUO(鬼怒無月+鈴木大介)「Nullset」(3,000円/同)も11日から配信する。
第2弾として、19日には、Santanaの初来日公演を収録したライブアルバム「ロータスの伝説」(1974年発表)に未公開音源を7曲追加収録したSantana「ロータスの伝説 (完全版)」として世界初発売。SOIL &“PIMP”SESSIONSのブルーノート公演を収録したライブ版「A NIGHT IN SOUTH BLUE MOUNTAIN」も11.2MHz配信する。
さらに、4月26日には、宮本笑里の最新作「amour」やクラムボンの各タイトルなどを配信する。
- 宮本笑里「amour」
- クラムボン「てん、(mono)」リマスター(11.2MHz DSD256)
- クラムボン「imagination」リマスター(11.2MHz DSD256)
- クラムボン「2010」リマスター(11.2MHz DSD256)
- クラムボン「Re-clammbon 2」リマスター(11.2MHz DSD256)
- クラムボン「Musical」リマスター(11.2MHz DSD256)
- クラムボン「LOVER ALBUM」リマスター(11.2MHz DSD256)
- クラムボン「てん、(stereo)」リマスター(11.2MHz DSD256)
- クラムボン「LOVER ALBUM 2」リマスター(11.2MHz DSD256)
- クラムボン「JP」<2016デジタル・リマスター>
- クラムボン「まちわび まちさび」<2016デジタル・リマスター>
- クラムボン「ドラマチック」<2016デジタル・リマスター>
- クラムボン「Re-clammbon」<2016デジタル・リマスター>
- クラムボン「id」<2016デジタル・リマスター>
なお、11.2MHz DSDはmora対応の再生アプリ「x-アプリ」でのダウンロードや再生に対応していないため、Media Goその他の対応プレーヤーでの再生を推奨している。