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ASUS、4K広色域のプロ仕様32型液晶と、Qiスマホ充電対応の曲面34型

 ASUSTeK Computerは、液晶ディスプレイ2モデルを4月21日に発売する。広色域に対応したプロ向けの4K/32型「PA329Q」と、Qi対応ワイヤレス充電ステーションを備えた34型で曲面/解像度3,440×1,440ドットの「MX34VQ」を用意する。価格はオープンプライス。

PA329Q

4K/32型のプロ仕様「PA329Q」

 Adobe RGBカバー率99.5%、sRGBカバー率100%、DCI-P3カバー率90%に対応した4K/3,840×2,160ドットの広色域ディスプレイ。Rec.2020の色域にも対応する。パネルはIPSで、表面はノングレア。映像信号の処理は14bit LUT(Look Up Table)に対応し、滑らかなグラデーションを表示。ガンマ値の設定は2.4、2.2、2.0、1.8から選択できる。

PA329Q

 高い色再現精度も実現し、工場出荷時にキャリブレーションを実施。最大ΔE(色差)は2未満としている。詳細な色設定を行なえるASUS ProArtキャリブレーション技術を搭載。PCなど接続機器に合わせて設定でき、液晶ディスプレイ内部のメモリに記録可能。専用ボタンで呼び出せる。別売のキャリブレーションハードウェア「X-Rite i1Display ProやDatacolor Spyder5」にも対応する。

 輝度は350cd/m2、コントラスト比は1億:1 (ASCRオフ時は1,000:1)。視野角は上下/左右178度。応答速度は5ms(GtoG)。

 映像入力端子は6系統。HDMI 2.0×4のほか、DisplayPort 1.2×1、Mini DisplayPort 1.2×1を備える。USB 3.0を5ポート使用できるUSB 3.0ハブ機能も備える。PinP(子画面表示)や、複数画面を並べるPbyPにも対応。3W×2chのステレオスピーカーと、ステレオミニのヘッドフォン出力を搭載する。

 ブルーライトを軽減する機能を備え、見え方が異なる4種類のフィルターを選択可能。フリッカーフリー技術を搭載し、目への負担を軽減するという。消費電力は138.3W以下(スタンバイ時1.4W以下)。100mmピッチのVESAマウントに対応。上20度/下5度のチルトや、スイーベル、ピボットも行なえる。外形寸法は735×240×615mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約12.5kg。

ワイヤレス充電できる曲面34型「MX34VQ」

 34型3,440×1,440ドットのディスプレイで、曲面型(曲率1800R)により、没入感の高い映像表示ができるという。入力はHDMI 2.0×3とDisplayPort 1.2×1。

曲面型のMX34VQ

 スタンド部分に、 Qi規格に対応したワイヤレス充電ステーションを搭載したのも特徴。対応スマートフォンなどをスタンド部分に置くだけで、ワイヤレス充電できる。 充電中は、スタンド部分が「オーロラのような光り方」で点灯する。

Qi対応充電スタンドを装備

 パネルはVA。輝度は300cd/m2。表面はノングレア。コントラスト比は1億:1(ASCRオフ時3,000:1)視野角は上下/左右178度。応答速度は4ms(GtoG)。

 Harman Kardonと共同開発したオーディオ技術「ASUS SonicMaster」を搭載。 内蔵の8W×2chスピーカーにより、豊かで迫力のあるサウンドを再生可能としている。コンテンツに合わせて最適なオーディオモードを選べるASUS AudioWizard機能も装備。オーディオモードは、音楽、映画、ゲーム、手動設定の4種類。

 7種類から画質モードを選べるSplendidPlus技術を搭載。輝度とコントラストとシャープネスを変更して画質の最適化が行なえ、sRGB、Scenery、Theater、Game、Night View、Reading、Darkroomの各モードから選べる。

 ゲーム向け機能として、画面上に照準などを表示するGamePlus機能を搭載。Crosshairモードで画面上に4種類の照準を表示でき、 FPSゲームなどをより有利にプレイ可能としている。Timerモード時は、画面上にカウントダウンタイマーを表示でき、 RTSゲームなどで経過時間を知ることが可能。FPS Counterモードでは画面のフレームレートが分かる。

 ブルーライト軽減機能やフリッカーフリー技術も搭載。消費電力は100W以下(スタンバイ時0.5W以下)。上15度/下5度のチルトに対応する。外形寸法は810.6×239.7×456.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8.4kg。