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iPhone 7が追い風、Bluetoothヘッドフォンの'17年第1四半期販売数は前年比27%増

 GfKジャパン(GfK)は24日、Bluetoothヘッドフォン・ヘッドセットの販売動向を発表した。'17年第1四半期(1〜3月)の販売本数は前年比27%増で、GfKでは「iPhone 7発売に合わせた新製品投入も追い風になった」と指摘。また、左右完全分離型Bluetoothイヤフォンの伸長が'17年の市場拡大に寄与するとしている。

出典:GfKジャパン

 イヤフォンジャックを廃止したiPhone 7/7 Plusが発売された'16年9月以降、各社がBluetooth対応ヘッドフォン・ヘッドセット新製品を投入したこともあり、販売が急伸。数量は'16年第4四半期(10〜12月)が前年比32%プラス、'17年第1四半期では同27%プラスとなった。

 Bluetoothヘッドフォン・ヘッドセットの平均価格は上昇基調で、'17年第1四半期は7,700円と前年同期を27%上回った。形状別でみると、イヤフォンタイプの平均価格は5,700円で前年同期から32%上昇、オーバーヘッドタイプは21,900円で16%上昇となった。なお、イヤフォンタイプは数量ベースで市場の9割弱を占める。

 価格上昇の理由として、イヤフォンタイプは「海外ブランドの新製品やスポーツ対応を訴求した製品の伸長」、オーバーヘッドタイプでは「ノイズキャンセル機能を搭載した3万円台の高付加価値製品の伸長」を挙げている。

出典:GfKジャパン

 '17年第1四半期のヘッドフォン・ヘッドセットに占めるBluetooth対応製品の構成比をみると、数量ベースでは18%(前年同期比5ポイント増)、金額ベースでは37%(同15ポイント増)となった。

 '15年末に国内発売が始まった、左右完全分離型のBluetoothイヤフォンは'17年3月末時点で10製品を超えた。平均価格は、発売当初は3万円前後だったが、'16年下半期に2万円を下回る製品が登場したことで、'17年第1四半期には18,100円に下がっている。Bluetooth対応製品に占める構成比は、'17年第1四半期には金額ベースで8%まで拡大した。