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RME、メモリやDSPを強化した30ch USBオーディオ「Fireface UFX II」

 シンタックスジャパンは、RMEのUSBオーディオインターフェイス「Fireface UFX II」を4月25日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は26万円前後。

Fireface UFX II。上が前面、下が背面

 「Fireface UFX」('11年発売)の後継機。メモリ増強や高速DSP搭載で性能強化を図り、独自開発のドライバでUSB 2.0接続による超低レイテンシー伝送を可能とした。新しいAD/DAコンバーターと最適化されたアナログ回路により、「一切の色付けがない澄み切った『正確な音』」を実現するという。筐体デザインも刷新している。

 RMEの最上位USBオーディオインターフェイス「Fireface UFX+」と異なり、64ch対応のMADIやThunderbolt/USB 3.0端子は非搭載だが「有する機能の性能は、全て『Fireface UFX+』と同等」としている。

 最大192kHz/24bitまで対応し、サンプルレートは44.1kHz系と48kHz系をサポート。アナログ12ch+ADAT 16ch+AES/EBU 2chの最大30入力/30出力、計60chの入出力が扱える。

 新しいPADフリーのマイクプリアンプ回路により、最大入力レベルは+18dBu、ゲイン・レンジは75dBを実現。最大+19dBuのヘッドフォン出力も備える。

前面(上)と背面(下)

 フロントパネルのUSB端子は「DURec」に対応し、USBメモリなどのストレージに計60chの信号を直接録音/再生できる。パソコンと接続してDAWとの併用も可能。

 平均消費電力は22〜25W(アイドル時19W)。ラック耳を含まない外形寸法は440×210×44mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3kg。別売のリモートコントローラ「ARC USB」は近日発売予定。