AvidとMicrosoftがメディア&エンターテイメント業界向けクラウド戦略で提携

　アビッドテクノロジーズ(Avid)は28日、メディア制作プラットフォームの「Avid MediaCentral Platform」のクラウド展開を発表し、Microsoftと、メディア&エンターテイメント業界向けにクラウドベース・ソリューションやサービスの共同開発、市場開拓における戦略的提携契約を締結した。

　映像・音楽などのメディア制作、配信、収益化のための「Avid MediaCentral Platform」をクラウド化。今回の提携により、Avidは、クラウド・ホスティング・プラットフォームとしてMicrosoft Azureを選択し、「Avid MediaCentral Platform」で稼働する幅広い「Software-as-a-Service (SaaS)」、「Platform-as-a-Service (PaaS)」製品を開発、販売していく。両社間の提携により、今後18カ月にわたり継続的にホスティングおよびサービスが提供され、2017年後半から段階的なリリースを予定している。

　また、NABでは、オーディオ制作環境のPro ToolsとDolby Atmosの統合も発表。これにより、オーディオ・ポスト・プロフェッショナルは、映画、TV番組、音楽、ビデオゲームなどの業界で、イマーシブオーディオ用フォーマットでの大規模マルチチャンネルミックスも簡単に取り扱えるようになるという。