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Raspberry Pi接続のDSD対応DAC基板「Terra-Berry 2」。電源見直しで低域強化

 ブライトーンは、Raspberry Piに接続できるDAC基板のハイエンドモデル「Terra-Berry 2」を5月26日より発売する。価格は26,500円。

Terra-Berry 2(RCA基板を取り付けた状態)

 シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」のドーターボードとして追加することで、DSDなどのハイレゾ再生を可能にするDAC基板。Rasberry PiからI2S経由で信号を入力し、DA変換して出力できるもので、4層基板上にDAC、SRC、MCUを搭載する。'16年発売「Terra-Berry」の後継機で、引き続き旭化成エレクトロニクスのDACチップ「AK4490」を備える。

 従来モデルからの強化点として、電源回路の見直しによりデジタル/アナログ分離を強化したほか、アナログ部のオペアンプの±電源電圧を高くした。さらに、DACチップAK4490の基準電源を見直し、精度の高いものを採用。これらによって、従来特徴としていた高域の伸びに加えて低域も強化され、安定度が向上したという。

RCA基板を取り外した状態

 DSDは11.2MHzまで、PCMは768kHz/32bitまで対応する。ただし、Linuxドライバーソフト(ALSA)の関係で、Raspberry PiからTerra-Berry 2のDACへ出力される信号は192kHz、DSD 2.8MHzまでとなり、Terra-Berry 2でアップサンプリングし、PCM 705.6/768kHz、DSD 11.2MHzで再生する。DSDのI2S伝送はDoP。

 4層基板を採用し、専用GNDを使うことで低ノイズ設計としている。高音質コンデンサも採用する。バランス出力と、アンバランス出力を装備する。