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NUARL、HDSS搭載で初のハイレゾイヤフォン「NX01A」。3,980円の「NX110A」も

 エム・ティ・アイは、NUARL(ヌアール)ブランド初のピュアオーディオ向けイヤフォン「NXシリーズ」2機種を6月に発売する。発売日と価格は、「NX01A」が6月18日で9,800円、「NX110A」が6月9日で3,980円。

「NX01A」。カラーはポリッシュドシルバー&ホワイト、ポリッシュドシルバー&ブラックの2色

NX01A

 「NX01A」は、米TBI Audio Systemsを中心に提唱されている音響技術「HDSS」(High Definition Sound Standard)を採用。HDSSを搭載したイヤフォンとしては初めて、ハイレゾに対応したモデルだという。

 HDSSは、ハウジングの音響室内にETL(EMBEDDED TRANSMISSION LINE)と呼ばれるモジュールを内蔵。ドライバの背面で発生する音の流れを、ETLが吸収かつ整流させ、音の乱れやノイズを抑え、原音を忠実かつ、臨場感溢れたサウンドを再生するというもの。

 NX01Aでは、5Hz~70kHzまで再生できるチタン合金蒸着振動板を使った、ハイレゾ認証取得の10mm径ダイナミック型ドライバを採用。「超広帯域と高解像度再生を両立」したという。インピーダンスは32Ω、音圧感度は105dB/1mW。

 キレのある低音を再生するデュアルチャンバー構造の筐体にHDSSを採用することで、内部で起きる音の乱れやノイズを抑えている。

 ハウジングは、高強度なステンレス鋼を金属粉末射出成型して作っており、手作業による磨きをかけた鏡面仕上げ。音響室内部は金属と樹脂を組み合わせたハイブリッド構造で、素材固有の共振を防止した。

 ケーブルの芯線には銀メッキ無酸銅線を採用。「情報量の多いハイレゾ音源の高密度信号も余すことなくドライバーへ送り込む」という。転写ノイズに強い寄り対線の被覆には2重のコーティングを施した。長さは120cm。入力端子はストレートのステレオミニ。

 イヤーピースはシリコン製3サイズに加え、フォームタイプも同梱。装着安定性を高めるウイング型のイヤーフックや、ハードタイプのキャリングケースも付属する。

 カラーはポリッシュドシルバー&ホワイト、ポリッシュドシルバー&ブラックの2色。

ウイング型のイヤーフックも同梱する

NX110A

 「NXシリーズ」のローエンドモデル。「低価格ながら妥協しないモノづくりで造られたハイレゾ入門機に最適なイヤフォン」と位置付けられている。

「NX110A」。カラーはマットカッパー、マットグレーの2色

 5Hz~70kHzまで再生可能なチタン合金蒸着振動板を使い、ハイレゾ認証も取得した9mm径のダイナミック型ドライバを採用。プラグからドライバまでの間に不要な素子を挟まないダイレクト接続で、ピュアな再生ができるという。インピーダンスは32Ω、音圧感度は105dB/1mW。

 振動を吸収する特殊素材を使用したHSC(中空構造被覆)ケーブルを採用。衣服に触れるときに発生するタッチノイズを軽減。芯線には音質に配慮したOFC(無酸素銅)を使っている。長さは120cm。入力プラグはストレートのステレオミニ。

 筐体は樹脂素材で、艶消しメッキ仕上げ。鏡面磨きのアルミにブラッククロームメッキを施したロゴプレートを組み合わせている。

 カラーはマットカッパー、マットグレーの2色。

 なお、どちらのモデルも購入者にもれなくイヤホンケースをプレゼントする、7月31日まで開催中の「イヤホンケース・プレゼント」キャンペーンの対象製品となっている。