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オーテク、2.4GHzデジタル伝送とBluetooth両対応の無線ヘッドフォン。TV/スマホ兼用
2017年6月6日 11:38
オーディオテクニカは、2.4GHz帯デジタルワイヤレス方式で無線伝送できるワイヤレスヘッドフォン2機種を6月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、Bluetoothにも対応した「ATH-DWL770」が27,000円前後、Bluetoothは非対応の「ATH-DWL550」が20,000円前後。
どちらのモデルも2.4GHz帯デジタルワイヤレス方式に対応した密閉型のヘッドフォン。トランスミッタ(送信機)と、受信機を内蔵したヘッドフォンで構成されており、送信機をテレビの音声出力などに繋ぎ、離れた場所からヘッドフォンでワイヤレス視聴できる。
Texas Instrumentsのチップを搭載し、最大約30mの伝送が可能。混信を避けるベストチャンネルサーチ機能により、電波状況をチェックしながら、自動で最適なチャンネルを選択。安定した無線伝送ができるという。
サウンドエフェクト機能も備え、AM3D製のプロセッサを使った「VIRTUAL SURROUND」と、低域重視の「GAMEモード」、人の声を聞き取りやすくし、ドラマや教育動画、ニュースなどに適した「CLEAR VOICE」モードが選べる。
別売のヘッドフォンをもう1台増設すると、ペアでのワイヤレス聴取も可能。
上位モデルのATH-DWL770は、Bluetoothもサポート。コーデックはSBC、aptX、AAC、aptX low latencyに対応し、スマートフォンなどとペアリングしてワイヤレス聴取が可能。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPに対応し、ハンズフリー通話用のマイクも搭載する。
DWL770のみ、ステレオミニの入力端子も備え、付属ケーブルを使った有線接続も可能。その場合はハイレゾ再生に対応する。
ヘッドフォン部の仕様はほぼ共通。新設計の42mm径ドライバを採用。センター面積比を上げた専用設計の振動板を、強磁気回路とCCAWボイスコイルで力強く駆動。「臨場感あふれるサウンドが、音と映像の一体感を生み出す」という。
ドライバの背面から生じる圧力を放射状に拡散させ、能率も最適化。正確なリニアリティ(直線性)を導き出し、追従性に優れ、高解像度で繊細な再生も可能という。再生周波数帯域は5Hz~40kHz。インピーダンスは32Ω。出力音圧レベルは99dB/mW。
ヘッドフォンにリチウムポリマー電池を内蔵。充電時間は約4時間で、使用可能時間は最大約12時間。ヘッドフォンの重量はDWL550が約257g、DWL770が約262g。トランスミッタが充電台も兼ねており、ヘッドフォンを折りたたんで設置し、充電できる。
トランスミッタの入力はステレオミニ。伝送帯域は20Hz~20kHz。電源はACアダプタを使用。外形寸法は約95×119×113mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約170g。