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京アニ新作「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、'18年1月に放送&世界同時配信

 京都アニメーション制作によるアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が、2018年1月に放送、および世界同時配信される。第5回京都アニメーション大賞で初の大賞を受賞した暁佳奈の小説を原作としており、監督は「劇場版 境界の彼方‐I’LL BE HERE‐」を手掛けた石立太一が担当。アニメのビジュアルや、プロモーション映像の第1弾も公開された。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン アニメビジュアル
(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

 本編の放送・配信に先駆け、“ワールドツアー”と銘打ち、7月2日ロサンゼルスで行なわれる「Anime Expo2017」を皮切りに、国内含む4カ国で先行上映イベントも実施。

 さらに国内では、10月21日に京都で行なわれる「第3回京アニ&Doファン感謝イベント 私たちは、いま!! -2年ぶりのお祭りです- 響け! 京都から世界へ編」で第1話・第2話が上映される。

 シリーズ構成は映画「聲の形」などで脚本を担当した吉田玲子。キャラクターデザインは、本作の文庫イラストを担当した高瀬亜貴子。主人公ヴァイオレット・エヴァーガーデンを演じるのは、「進撃の巨人」ミカサ・アッカーマン役などの石川由依。オープニング主題歌をTRUEが担当する。

PV第1弾

あらすじ

 「自動手記人形」が生まれたのは、遠い昔のこと。

 活版印刷の権威であるオーランド博士は、失明してしまった小説家の妻・モリーのために、目が見えなくても文字を記すことができる機械を発明した。小さくて可愛らしい人形があしらわれた機械。博士はそれを、妻への想いと願いを込めて「自動手記人形」と呼んだ。

 やがて、「自動手記人形」は多くの人の支えとなり普及した。

 今では、文字が書けない人や、想いを伝えたい人に代わって、その気持ちを汲み取り言葉にして届ける職業に就く女性たちの呼び名となっている。

 これは、時代の転換期を生きた一人の少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが自動手記人形として、人と人との心をつなぐ物語。

 ヴァイオレットには戦場で聞いた忘れられない言葉があった。それは、彼女にとって誰よりも大切な人から告げられた言葉。

「―――」

 彼女はその意味を理解できずにいた。

 とある時代のテルシス大陸。大陸を南北に分断した四年間にわたる大戦が終結し、人々は新たな時代を迎えつつあった。

 かつて「武器」と呼ばれた少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、戦場を離れCH郵便社で新たな人生を歩み始めようとしていた。

 彼女はそこで相手の想いをすくい上げ言葉を紡ぐ「自動手記人形」という仕事に出会い、心を動かされる。自動手記人形として働き始めたヴァイオレットは、人の心と向き合いながら、さまざまな感情や愛のかたちに触れてく。

 あの時の、あの言葉の意味を探しながら。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 Violet Evergarden CM