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過保護で育った女子大生AIとLINEで会話!? 日テレドラマ連動、成長する「AIカホコ」

 日本テレビ系で7月12日午後10時からスタートする水曜ドラマ「過保護のカホコ」。主人公の女子大生・カホコとLINEを介して友人同士のようなやりとりができる、AI(人工知能)会話サービス「AIカホコ」が、放送に先がけて7日から提供開始された。

日本テレビ系水曜ドラマ「過保護のカホコ」

 21歳にして生活のすべてが親任せという女子大生・カホコ(高畑充希)。自分とは正反対の環境で育った青年・初(竹内涼真)と出会い、家族の問題を解決しながら危機を乗り越えて成長していく姿を描くドラマ。

 AIカホコは、日本テレビと、Q&Aサービス「教えて! goo」などを手がけるNTTレゾナント、日テレグループでインターネット領域を専門に扱うフォアキャスト・コミュニケーションズの3社が、AIとの会話に関する実証実験の成果として企画・提供。NTTグループのAI関連技術(corevo)を活用した「gooのAI」をベースに、文脈を踏まえたユーザーとのスムーズな会話を実現。テレビドラマと連動したAIサービスの提供は、放送業界初の試みだという。

 LINEアプリで「AIカホコ」のQRコードを読み込むか、「友だち追加」から「AIカホコ」を検索して友だちになれる。メッセージを送ると最初は単文で返答。ドラマが進むにつれ、その内容に即したQ&Aデータ、「教えて! goo」のカテゴリの単語、ユーザーとの会話履歴の文脈をディープラーニング(深層学習)によって学習し、文脈を持った複数文からなる応答を返すように成長。「ドラマの進行に合わせて賢くなる」という。

LINE上の「AIカホコ」のイメージ