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Westone、定番モニターイヤフォン「UM Pro」を刷新。装着性向上、MMCX Audio採用

 テックウインドは、米Westone Laboratories製のユニバーサル型モニターイヤフォン「UM Pro」シリーズをリデザインし、5モデルを7月22日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はドライバ5基の「UM Pro50」が70,000円前後、3基の「UM Pro30」が45,000円前後、2基の「UM Pro20」が35,000円前後、1基(フルレンジ)の「UM Pro10」が18,000円前後。

最上位モデル「UM Pro50」

 ステージ上のミュージシャンのために開発されたWestoneのユニバーサルインイヤーモニターの「UM Pro」シリーズは、2002年より発売された「UMシリーズ」を継承し、2013年にMMCXリケーブル対応へリデザインされた時に「UM Pro」シリーズとして登場した。15年以上にわたるロングセラーとなり、「Westoneらしい音を象徴するモデル」としている。

 新UM Proは、「従来のクリアで暖かく解像度の高い音質はそのままに、人間工学的に耳の中でフィットするデザインになった」という点が特徴。よりコンパクトになり、長時間の装着でも疲れにくく、ステージ上のアーティストやオーディオファンのリスニング環境を改善するという。価格は従来モデル同等としている。

 ステージ上でのハードな使用にも耐えるよう、堅牢性も強化。ケーブル接続の端子には、接続部分を改良したWestone MMCX Audioコネクタを採用した。

 4モデルともドライバはバランスド・アーマチュア(BA)型を搭載する。クリアシェルにWestoneロゴを刻印し、シェル内部構造が見えるスケルトンデザイン。モデルごとにシェル内部のユニット部分のカラーが異なり、区別しやすくなっている。

 「UM Pro50」は、3ウェイ5ドライバ(高域2/中域2/低域1)のシリーズ最上位モデル。カスタムイヤフォンの「ES50」と同じテクノロジーを使用し、「カスタムイヤフォンと同じサウンドクオリティを楽しめる」としている。再生周波数帯域は20Hz~20kHz、入力感度は115dB、インピーダンスは45Ω。重量は12.7g。カラーはクリア×ブラック。

 「UM Pro30」は3ウェイ3ドライバ(高域1/中域1/低域1)を搭載。カスタムイヤフォンのES30と同じテクノロジーを使用している。再生周波数帯域は20Hz~18kHz、入力感度は124dB、インピーダンスは56Ω。重量は12.7g。カラーはクリア×グリーン。

UM Pro30

 「UM Pro20」は2ドライバ(高域1・低域2) でパッシブクロスオーバー。再生周波数帯域は20Hz~16kHz、入力感度は114dB、インピーダンスは25Ω。重量は12.7g。カラーはクリア×ブルー

UM Pro20

 「UM Pro10」はシングルドライバ。再生周波数帯域は20Hz~16kHz、入力感度は114dB、インピーダンスは25Ω。重量は12.7g。カラーはクリア×オレンジ。

UM Pro10

 いずれも長さ128cmのEPICケーブル(MMCX端子)が付属。イヤーピースやボルトケース、クリーニングツールも同梱する。