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「春の祭典」など歴史的名演をDSD 11.2MHzで収めたBD-ROM
2017年9月5日 20:35
ステレオサウンドは、世界の名演奏や名録音をアナログマスターテープから11.2MHzのDSDにデジタル化し、BD-ROMに収めた「ハイレゾリューションマスターサウンド」を10月5日より発売する。「ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』」(SSHRB-001)と、「ドヴォルザーク:交響曲第九番『新世界より』」(SSHRB-002)の2作品を用意し、価格は各12,960円(税込)。9月4日から通販サイト「ステレオサウンドストア」で予約受付を開始した。一部のオーディオ機器販売店でも取り扱う。
世界中のレコード会社に保管されている「永遠の価値を持つ歴史的名演奏・名録音」のオリジナルマスターテープの中から、良質なものをステレオサウンドが発掘。「限られた制作関係者のみが聴くことが可能だったマスターテープの音をできる限り忠実にオーディオファイルの元に届けたい」という商品企画に基づき、音声はほぼ無加工で、原則として超低域のカットや、音を聞きやすくするイコライジング、マスターテープに起因するノイズ除去、ドロップアウトなどの補正処理を行なっていない。DSD 11.2MHzの楽曲ファイル(.dsf)にしてデータ記録用のBD-ROMに収録した。
再生には、パソコンのBDドライブで楽曲ファイルをHDDやNASなどにコピーし、DSD 11.2MHz対応のプレーヤーやDACなどを利用する。BDプレーヤーでの読み込みや再生はできない。
第1弾は、サー・ゲオルグ・ショルティの指揮とシカゴ交響楽団の演奏による「イーゴリ・ストラヴィンスキー バレエ『春の祭典』」('74年5月14日録音)と、イシュトヴァン・ケルテス指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による「アントニン・ドヴォルザーク 交響曲 第9番 ホ短調 作品95『新世界より』」('61年3月22〜24日録音)の2タイトル。