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富士フイルム、4K/30p動画も撮れるミラーレス「X-E3」。BLEでスマホ連携

 富士フイルムは、ミラーレスデジタルカメラの新製品として、4K/30p動画の撮影も可能な「X-E3」を28日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、ボディのみで11万5,000円前後、ズームレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」が付属するレンズキットは15万5,000円前後。ボディのカラーはシルバーとブラックの2色。

X-E3(シルバー)のレンズキット

 Xマウントを採用したレンズ交換式ミラーレス「Xシリーズ」の新機種で、シリーズ最小・最軽量となる外形寸法121.3×42.7×73.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量337g(バッテリー・メモリーカード含む)を実現。

 有効2,430万画素のAPS-Cセンサー「X-Trans CMOS III」と画像処理エンジン「X-Processor Pro」を搭載し、像面位相差AFエリアの拡大と、AFアルゴリズムの見直しにより、最速0.06秒の高速AFを実現。画像認識アルゴリズムの改善により、被写体への追従性も向上させている。ライブビュー撮影5コマ/秒の高速連写、シャッタータイムラグ0.050秒、撮影間隔0.25秒など、撮影性能も高めた。

 動画はフルHDに加え、4K(3,840×2,160)/30p/100Mbpsまでの撮影も可能。ファイル形式はMOV。4Kの連続撮影は最大約10分まで。Xシリーズの特長である「フィルムシミュレーション」を活かした、多彩な色調の4K動画撮影にも対応する。HDMIモニター出力が可能なほか、外部マイク入力も備え、本格的な動画撮影に対応する。

X-E3(ブラック)のレンズキット

 無線LANとBluetooth機能を内蔵し、スマートフォン/タブレット用アプリ「FUJIFILM Camera Remote」と連携して撮影画像を転送できる。Bluetoothはシリーズ初となるBLE(Bluetooth Low Energy)をサポートする。

 記録メディアはSDカードで、SD/SDHC/SDXC(UHS-I)をサポート。0.39型/236万画素の有機EL電子ビューファインダー(EVF)と、3型/104万画素の液晶モニタを備える。液晶モニタはタッチAF/タッチショットが可能で、新たに上下左右のフリック操作で事前に割り当てた機能を呼び出す「タッチファンクション」に対応。さらに、EVFをのぞきながらモニタ上をドラッグ操作してフォーカスエリア位置を移動させられるようになった。

 ボディには手に馴染むグリップ形状を採用し、フォーカスポイント操作用の「フォーカスレバー」を搭載。天面にはシャッタースピードダイヤル、露出補正ダイヤルを配置し、いずれもアルミ削りだしの金属製。「オートモード切換レバー」を操作すると、シーンに合わせた最適な撮影条件を自動設定する「アドバンストSRオート」での簡単な撮影が行なえるとする。重量は約287g。