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フォステクス、新20cmmフルレンジ「FE208-Sol」やバックロードホーンボックス
2017年9月8日 15:27
フォステクスは、フルレンジユニット「FE208-Sol」など自作スピーカー関連3製品を9月下旬より発売する。「FE208-Sol」は20mm径のコーン型フルレンジユニットで価格は35,000円(1台)、「T90A-Super」はホーンスーパーツイーターで価格は39,000円(1台)。「BK208-Sol」は、20cmバックロードホーン型スピーカーボックスで9月末より受注開始、価格は20万円(1台)。
FE208-Sol
20cm径のコーン型フルレンジユニットで、限定300台販売。2層抄紙ESコーンと低歪み大型フェライト外磁型磁気回路により、「繊細で表現力豊かな音楽再生を実現する」という。
繊細で細くしなやかなESコーンを2層抄紙とすることで、軽量ながら剛性を向上し、内部損失を確保。中域の明るくハリのある音色はそのままに、立ち上がりがよく切れのある高音と厚みのある低音再生を可能にしたとする。
高剛性のアルミダイキャストフレームにより、不要振動を抑制。リニアリティ向上のため、ハイコンプライアンス コルゲーションダンパーを採用する。入力端子はファストン205タイプの低損失金メッキ端子。
再生周波数帯域はf0~20kHz、出力音圧レベルは96dB/W(1m)、最低共振周波数は43Hz。インピーダンスは8Ω。実効振動半径は8.1cm、マグネット質量は3,672g。重量は8.7kg。木ネジ×8本、ワッシャー×16個、鬼目ナット×8 個、M5、L40キャップボルト×8本、Lレンチ×1本、パッキン×1枚、OFCケーブル×2本が付属する。
T90A-Super
TA90AをベースにT500AMk IIの技術を導入したホーンスーパーツイーター。
金属特有の鳴きが少なく、優れたtanδを持つ純マグネシウムをリング形状に成形した振動板を採用。優れたトランジェントと浸透力のある超高域再生を実現するという。磁気回路は、アルニコマグネットを2段重ねとし、強力な磁束密度を保有。ポールピースとプレートの表面に銅メッキ処理を施すことで電流歪を軽減し、高音質化した。
精密切削加工を施したアルミ合金肉厚円筒形ホーンとイコライザーを装着。繊細でナチュラルな音質に適度な響きを加えるという。再生周波数帯域は5kHz~35kHz、出力音圧レベルは101dB/W、カットオフ周波数は36kHz。推奨クロスオーバー周波数は7kHz(-12 dB/Oct.)以上、マグネット質量は200g。重量は1.05kg。
BK208-Sol
フルレンジユニット「FE208-Sol」専用のバックロードホーン型スピーカーボックス。受注生産のため、納期は1.5カ月以上必要となる。
音響用に適したシナ合板を使用し、豊かな低音の響きと自然な余韻を楽しめるほか、仕上げは落ち着きのあるウォールナット突板貼りを採用。バナナプラグ対応金メッキターミナルや、内部配線にはOFC同芯撚り線を用いている。スーパーツイーター 「T90A-Super」との組み合わせによるグレードアップにも対応する。
ホーン長は190cm、空気室容量は13.2L、クロスオーバー周波数は125Hz。外形寸法は342×516.5×1,021mm(幅×奥行き×高さ)、重量は30kg。