ケンウッド、ミラノサローネにヒバチやハグを出展

-インテリアデザイナーのクラウディオ氏ともコラボ



4月22日~27日(現地時間)開催

  株式会社ケンウッドの100%子会社である株式会社ケンウッド デザインは、4月22日~27日(現地時間)にイタリア(ミラノ)で開催される、国際家具見本市を中心にしたデザインイベント「ミラノサローネ」の出展内容を発表した。

 同社では、「新鮮な驚きや感動で人々に幸せな気持ちを創ろう。」という企業ビジョンのもと、新しいプロダクト・デザインの研究・開発を進めており、インテリアデザイナーであるクラウディオ・コルッチ氏とのコラボレーションモデルなど、近未来に向けてのデザイン開発プロジェクトの成果を出展する。

 出展物は、オブジェと音が融合したスピーカー「squeezophone360°」(スクイーゾフォン 360°)、人が集まる中心にあるレイアウトフリーな「HIBACHI」(ヒバチ)、身体全体で音楽を聴くスピーカー「HUG」(ハグ)。「KENWOOD + Claudio Colucci」として出展する。

squeezophone 360°
 「squeezophone 360°」は、クラウディオ・コルッチの作品である「スクイーズランプ」に、音響技術を加え、ケンウッドの音質マイスターの監修のもと、オブジェと音が融合したスピーカー。

 擬人的な半透明のオブジェで、人間のからだが強い明かりに照らし出され、肌や細胞を、有機体を形作るミクロ的な構造が読み取れる。

HIBACHI
 「HIBACHI」(ヒバチ)は、シーンを選ばない、またシーンに合わせ自由に、自然に音楽を楽しむことができるターゲットフリーなスピーカーシステム。

 人が集まる中心にあるプロダクトを提案する。2.4GHzデジタル無線オーディオトランスミッタ「SLG-7」に対応し、非圧縮リニアPCM伝送する。

 フルワイヤレス化によってレイアウトフリーを実現するほか、音の広がりや豊かさを感じさせるラウンドフォルムにより、イスや照明のようなインテリアオブジェ的存在感をあわせ持つデザイン。


HUG
 「HUG」は、耳からだけでなく、身体全部で音楽を聴くスピーカー。

 腕や胸、お腹や顔で、直接触れることによって、一体感を感じながら音楽を聴くことができる。

 全体が丸みを帯びたデザインは筐体全体が柔らかく、弾力性のある素材で包まれている。体を密着させれば、心地よく音楽と振動が一体となり、響く音感を身体の表面から感じることができる。

 



(2009年 4月 8日)

[AV Watch編集部 古川 敦]