矢板市が、シャープ液晶TV購入者に最大5万円の助成金

-市内の店舗でのAQUOS購入者が対象


3月17日発表


 栃木県の矢板市は17日、経済対策の一環として、同市に製造拠点を設けているシャープへの支援とともに、市内家電販売店の活性化を目指し、シャープ製の液晶テレビ購入者への助成金交付を行なうと発表した。

 助成金の対象者は、矢板市内に住民登録があり、市税などの滞納がない人で1人1台まで。事業所については市税の滞納がない法人(1事業者1台まで)で、対象となる液晶テレビは4月15日から2010年3月31日までの間に購入したシャープ製の液晶テレビ(単品)となる。

 また、助成金の対象となる購入先も矢板市内に限定されている。助成金の額は、購入店舗によって異なっているが、いずれも1台あたり上限5万円となる。量販店で購入した場合は購入額の10%相当額を交付、小売店から購入した場合は購入額の15%相当額を交付する。

 同様に住宅用太陽発電システムについても、シャープ製品の導入者には特別に設置補助金を上乗せする。通常、太陽光電池の最大出力1Kw当たり3万円(上限12万円)の設置費補助を、シャープ製品設置者に対しては、1Kw当たり5万円(上限20万円)まで増額し、4月1日から5年間実施する。

 シャープの矢板工場はAVシステム事業本部の拠点で、液晶テレビやBlu-ray/DVDレコーダなどの開発/設計部門を展開。また、中小型液晶テレビの組み立てやレコーダの製造、太陽電池のモジュール化工程などが設置されている。


(2009年 3月 17日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]