ナナオ、映像制作向けの22.5型WUXGA液晶ディスプレイ

-120Hz駆動対応IPSパネル搭載。Adobe RGBカバー率97%


4月9日発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社ナナオは、映像制作用途の22.5型液晶ディスプレイ「ColorEdge CG232W」を4月9日より発売する。価格はオープンプライスで、想定価格は120万円前後の見込み。

 ポストプロダクションにおける作業や、スタジオでのモニタリング、放送用のノンリニア編集など、映像制作業務での利用を想定した液晶ディスプレイ。Adobe RGBカバー率97%、NTSC比95%の色域が表示可能で、静止画の加工から動画の確認まで様々な工程をカバーするとしている。黒挿入による120Hz駆動で動画ボケの低減も行なっている。

 22.5型/1,920×1,200ドットのIPSパネルを搭載。輝度は380cd/m2、コントラスト比は720:1、視野角は上下/左右170度、応答速度(黒→白→黒)は12ms。1,920×1,080ドット表示もサポートする。また、OSDで表示エリアを移動させることで2,048×1,080(2K1K)解像度の表示も行なえる。

 BNC入力を各2系統備え、HD/SD-SDI信号の入力が可能。10bit表示対応のDual link SDI(1系統入力)に対応し、RGB 4:4:4とYPbPr 4:4:4/4:2:2、 YCbCr 4:2:2の各信号をサポートする。BNC出力も2系統搭載し、複数台で同一画像を確認する際などに利用できる。HDCP対応DVI-Dも搭載するが、AV機器との接続はサポート外となる。アナログRGB(D-Sub 15ピン)も1系統装備する。USB端子(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)も備え、USBハブとしても利用できる。

 画面全域の輝度ムラや色度ムラの発生を抑えるデジタルユニフォミティ補正回路を搭載。別売センサーの利用でハードウェアキャリブレーションにも対応する。

 消費電力は110Wで、節電時は7W以下。スタンドは昇降118mm、上40度のチルト、左右各35度のスイーベル機構を持つ。100×100mmのVESAマウントもサポート。スタンドを含む外形寸法と重量は567×255×481~599mm(幅×奥行き×高さ)、13.4kg。

ColorEdge CG232W

入出力端子部



(2009年 4月 9日)

[AV Watch編集部 中林暁]