パナソニック、実売5万円でDLNA対応のBDプレーヤー

-DIGA内の録画番組やアクトビラ映像、YouTubeも再生


4月25日発売

標準価格:オープンプライス

 

 パナソニック株式会社は、DLNAに対応し、YouTubeのコンテンツも再生できるBlu-ray Discプレーヤー「DMP-BD60」を4月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。カラーリングはブラックのみ。

 BDレコーダ「DIGA」などと同様に、パナソニックハリウッド研究所(PHL)が、オーサリング時に使用している高精度色信号処理技術を応用した新「リアルクロマプロセッサ」を搭載。BDビデオのディテールや質感を忠実に再現し、高精細な再生が行なえるという。

 1080、60p/24pに対応したHDMI出力を備え、24pの映画ソフトを滑らかに再生。Deep Colorやx.v.Colorもサポート。HDMI音声出力はドルビーTrueHDや、ドルビーデジタル・プラス、DTS-HD Master Audioなどのビットストリーム出力が可能なほか、リニアPCM変換出力にも対応。ただし、アナログマルチチャンネル出力は備えていない。

 音質面では、「新マルチチャンネル デジタル リ.マスター」を搭載し、デジタル放送や録画時に圧縮で欠落した高調波成分を補う機能も用意。音響用のコンデンサも随所に使用している。

 

1月に開催されたCES 2009で展示された北米向けのDMP-BD60

 HDMI連携機能「VIERA Link」にも対応。同社薄型テレビ「VIERA」などと連携し、VIERAのリモコンから再生操作などが可能。VIERAの電源と連動し、OFF時に待機電力モードを最小に切り換える「ECOスタンバイ」もサポートしている。

 ネットワーク機能が充実しており、DLNAに対応。DTCP-IPにも対応し、DIGAで録画したデジタル放送番組をLAN経由で再生可能。DIGAの対応モデルでダウンローした「アクトビラ ビデオ・ダウンロード」のコンテンツもLAN経由で再生できる。さらに、YouTubeの再生にも対応している。

 SD/SDHCメモリーカードスロットも備え、JPEG静止画やMPEG-2、AVCHDビデオカメラで撮影したコンテンツなどが再生可能。CD-R/RWに保存したJPEG/MP3/DivXファイルも再生できる。出力端子はHDMI、D4、コンポーネント、コンポジット、光デジタル音声、アナログステレオ音声を各1系統備える。

 外形寸法は430×242×49mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクト。重量は約2.6kg。消費電力は約17W(待機時0.4W/クイックスタートOFF時)。



(2009年 4月 10日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]