NECディスプレイ、短焦点レンズ搭載のデータプロジェクタ
-1,024×768ドットなど2製品。日本語リモコンが付属
NECディスプレイソリューションズ株式会社は、液晶データプロジェクタ「ビューライトシリーズ」の新製品で、短焦点レンズを採用する2モデルを5月22日より発売する。
価格はパネル解像度1,024×768ドットの「NP600SJ」が260,400円、1,280×800ドットの「NP500WSJ」が207,900円。学校での使用に最適とし、同社では1年間で2モデル合計36,000台の販売を想定しているという。
型名 | パネル解像度 | 明るさ | 画面サイズ | 標準価格 |
NP600SJ | 1,024×768 | 2,600ルーメン | 60~110型 | 260,400円 |
NP500WSJ | 1,280×800 | 2,100ルーメン | 57~104型 | 207,900円 |
NP600SJはアスペクト比4:3、0.63型/1,024×768ドットの液晶パネルを搭載。明るさは2,600ルーメン。NP500WSJはアスペクト比16:10、0.59型/1,280×800ドットのワイド液晶パネルを搭載。明るさは2,100ルーメン。
ともに光源は230Wランプを採用。コントラスト比も共通で600:1。1.2倍デジタルズーム/マニュアルフォーカスの短焦点レンズを搭載。投写距離はともに0.9~1.7mで、画面サイズはNP600SJが60~110型、NP500WSJが57~104型に対応する。
そのほかの仕様や機能ほぼ同等。映像入力はHDCP対応DVI-IとアナログRGB(D-Sub 15ピン)、S映像、コンポジットを各1系統装備。音声入力はステレオミニを2系統と、RCAを1系統装備する。出力は映像がアナログRGB(D-Sub 15ピン)、アナログ音声がステレオミニで各1系統備える。本体に7Wのモノラルスピーカーを内蔵する。
Ethernet端子も搭載。有線LANのネットワーク経由でパソコンから電源のON/OFFや入力切替などが可能。そのほか、同社が無償ダウンロード配布しているパソコン用ツール「Virtual Remote」を使用することで、付属の専用ケーブルを介してパソコンからプロジェクタを操作することもできる。
電源を入れてから約8秒で投写できる「クイックスタート」や、投写中に本体の主電源スイッチで電源を切れる「ダイレクトパワーオフ」機能を装備。本体内蔵のセンサーが傾きを検知し、自動的に補正を行なう「自動台形歪み補正」機能も搭載する。また、ホワイトボードに投写する際の専用モードに加え、黒板など8種類の壁色に対応した補正モードが利用できる。
消費電力は325Wで、ランプエコモード時は240W。ランプ寿命はノーマルモードで約3,000時間、エコモードで約4,000時間。ランプ交換は本体天面から行なえる。外形寸法は308×301×136mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.3kg。
プロジェクタ本体の端子や操作ボタンは日本語で表記されている。また付属のリモコンも同じく日本語表示。そのほかレンズキャップや、長さ4.5mのACケーブル、DVI-RGBの変換アダプタなども付属する。
(2009年 4月 16日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]