パイオニア、ウィジェット対応の新「エアーナビ」

-通信機能で取得したお勧め情報を表示。ワンセグ搭載


AVIC-T20

6月下旬発売

標準価格:オープンプライス


 パイオニア株式会社は、5.8型ワイド液晶を搭載したポータブルナビ「エアーナビ」の新モデル「AVIC-T20」を6月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5~6万円前後の見込み。

 ワンセグテレビ機能や音楽再生機能などを搭載したポータブルナビゲーションシステム。HSDPA/W-CDMAの通信機能を利用した「スマートループ渋滞情報」などの機能を搭載している。5.8型/800×480ドット液晶を搭載し、ワンセグ放送を視聴可能。SDカードスロットを備えており、カード内のMP3/WMA/AACの楽曲再生や、JPEG/BMPの静止画表示も行なえる。

 ハードウェア的には2008年発売のAVIC-T10と大きな変更はないが、ナビ機能を大幅強化。新たに地図画面上に通信機能を介して取得した情報を表示する「ウィジェット」機能が追加される。

 ウィジェットは、登録スポットを距離順に表示する「周辺登録スポット」、周辺のガソリンスタンドの価格情報を安い順に表示する「ガススタ価格情報(最安値)」、グルメ情報をクチコミランクが高い順に表示する「周辺おすすめ情報(グルメクチコミ評価順)」、クーポンがあるスポットを表示する「周辺おすすめ情報(グルメクーポン有)」、TV番組で紹介されたスポットを紹介する「番スポ!」、「地域イベント情報」、「天気予報」などが用意される。

 ウィジェット用のグルメ、周辺登録、周辺おすすめなど多くは、ナビポータル株式会社の情報を利用している。パイオニアでは、こうしたウィジェットを用いたコンテンツサービスは「業界初」としている。

 また、地図画面やメニュー画面の背景色や地図注記の量などを見直し、見やすさを向上。操作性についてもレスポンス向上などを図っているという。なお、エアーナビの通信サービスを利用する場合、パイオニアモバイルネットワークスとの通信サービス契約が必要となる。

 外形寸法98.8×179.5×32.5mm(縦×横×厚さ)、重量は0.5kg。電源はDC12V、AC100Vのほか、バッテリ駆動も可能となっている。本体に27mm径ユニット/出力1Wのモノラルスピーカーを内蔵するほか、イヤフォン出力も搭載する。

 また、従来モデル「AVIC-T10」を新モデル相当に有償でバージョンアップするサービスも8月より実施予定。ウィジェット機能やガススタ価格情報価格順検索などの機能追加や、地図、住所データなどを更新するもので、USBケーブルを使ってアップデートする「エアーナビマップType II Vol.2・ダウンロード版(CNVU-A200DL)」が15,750円、SDカードを使って更新する「エアーナビマップType II Vol.2・SD更新版(CNVU-A200)」が18,900円。

 なお、エアーナビ通信サービス加入者向けに、バージョンアップ価格を大幅に安価に設定した「エアーナビマップType II Vol.2・ダウンロード版 (地図得料金)」も用意。価格は5,250円。


(2009年 5月 7日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]