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ヘルムホルツ共鳴器など伝統技術を“少し違う形で実装”したイヤフォン

飯田ピアノは、北アイルランド・ニュータウンアーズのイヤフォンブランド「Valphonics(ヴァルフォニクス)」の日本総輸入代理店業務を開始し、インナーイヤー型の有線イヤフォン「LANDER 20Hz」を8月28日に発売する。価格はオープン、市場想定価格は39,600円前後。

ヴァルフォニクスは、デザイナーのジョシュア・キャッスルズ(Joshua Castles)氏が主宰する英国のイヤフォンブランド。6年間にわたるイヤフォン設計の蓄積を背景に、ニュータウンアーズの自社工房で製品を一台ずつ組み上げている。

製品はデザイナー、ジョシュア・キャッスルズ氏の工房で1台ずつ手作業で組み立てられる

イヤフォンのLANDER 20Hzが拠りどころとするのは、19世紀の物理学者ヘルマン・フォン・ヘルムホルツの名を冠する共鳴器(ヘルムホルツ共鳴器)と、1990年代に国内の大手オーディオメーカー各社が手がけたパイプ型イヤフォンの発想。

キャッスルズ氏自身も、これらが新しい技術ではないと認めたうえで「ただ、その考えをほんの少し違うかたちで実装しただけ」とコメント。その“少しの違い”を可能にしたのが、現代の造形技術。本体後部にコンパクトに収めたヘルムホルツ共鳴器が、その要となっている。

多くのイヤフォンが踏襲してきた基本形をベースにしながら、入念にテストを重ねた共鳴器を組み込むことで、装着性を損なうことなく豊かな低域を実現している。

イヤフォンには、15.4mm径のPET+LCP複合振動板ドライバーを搭載。上述のとおり、コンパクトに収めたヘルムホルツ共鳴器を本体後部に搭載することで、装着性を犠牲にせず、豊かな低音を生み出している。製品名の“20Hz”は、可聴サブベース帯域の始まりの周波数に由来。

MMCXコネクタを採用し、リケーブルに対応。筐体はABS樹脂に皮膚へ安全な塗装を施したブラック仕上げ。CCAW(銅クラッドアルミ線)ボイスコイルとインピーダンス64Ωの設計により、扱いやすさと質感を両立したという。感度は98dB/mW。