パイオニア、地デジ/DVD搭載のHDD「サイバーナビ」

　パイオニア株式会社は、「カロッツェリア」ブランドのHDDカーナビ「サイバーナビ」新モデルを5月下旬より発売する。地デジチューナと7型液晶ディスプレイを備えた「AVIC-VH9900」など3モデルをラインナップし、価格は下表の通り。

 　1DIN+1DINの「AVIC-VH9900」と2DINの「AVIC-ZH9900」はともに7型/800×480ドットのタッチパネル液晶を備え、HDDナビのほかに地上デジタルチューナとDVDドライブを搭載。「AVIC-H9900」は、ディスプレイや地デジチューナ/DVDなどAV機能を搭載しないナビ単体モデル。

AVIC-ZH9900	AVIC-H9900

　VH9900/ZH9900は、従来モデルに比べディスプレイの視野角を改善。垂直30度以上の上方から見たDVDなどの映像の黒つぶれを低減した。また、パワーアンプ周辺の電源コンデンサを音響用のパーツに変更するなど、音質改善を図っている。内蔵アンプは50W×4ch。

　地デジチューナは12セグ/ワンセグ対応で、前モデルVH9000/ZH9000と同様に、ワンセグのタイムシフト機能を搭載。視聴しているチャンネルを自動で録画し続け、10分前までさかのぼって観ることができる。

　DVD/CD部は、DVDビデオや音楽CD以外にVRモード記録したディスクも再生可能。CDから、HDD「ブレインユニット」へのリッピング時は、コーデックにATRAC Advanced losslessを採用し、高音質化。また、パソコンでブレインユニットに転送した音楽/動画再生にも引き続き対応。対応フォーマットは動画がDivX、音楽がMP3/WMA/AAC。HDD容量は従来と同じ80GB。

　オプションとして、iPod/iPhone対応ケーブル「CD-I021」(4,725円)や、携帯電話などのBluetoothオーディオプロファイルに対応するユニット「ND-BT10」(15,750円)も用意。いずれも5月下旬に発売する。

　ナビ機能では、ユーザー同士で情報を共有する「スマートループ渋滞情報」の対象道路を従来の総延長距離約33万kmから、約70万kmに拡大。また、新規開通する道路の開通日にナビ画面にメッセージを表示する機能も搭載した。さらに、キーワード検索時に入力文字の一致順でソートする機能や、携帯電話と同様のテンキー入力を加え、検索性を向上。そのほか、2009年夏以降に発売される「フォトリモ@ナビ」対応携帯電話との連携が可能で、携帯電話に保存した地点情報をナビに転送、ルート探索する機能などが利用できる。