レクスト、「骨董のような味わい」の小型スピーカー
-DDリニアユニット採用。初回出荷20台
株式会社レクストは、オール無垢材エンクロージャを採用したスピーカー「SH-SP7」を5月14日より発売する。メーカー直販製品として、初回20セットを5月下旬から、6月上旬にかけて出荷。価格は141,750円。
エンクロージャに、MDF/パーティクルボード/合板などを一切使用せず、全て天然無垢材を採用したという小型の2ウェイブックシェルフスピーカー。外形寸法は202×200×295mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.5kg。
エンクロージャ上面と側面の材料は15mm厚のクラシカルバーチ(樺)で、200度の高温乾燥により「骨董のような味わい」を表現したという。クラシカルバーチと15mm厚のブラック・ウォールナットの組み合わせでエンクロージャを製作。エアスリット型のバスレフポートを備えている。
長年使い込まれた無垢材の表情を活かし、製材した状態で高熱乾燥させた表面の反りや曲がりをそのまま残し、ワイヤーブラシで表面の凸凹を、グラインダー等でノコ刃の跡を表現。節や割れは、同じ材料を削って粉状にして割れた部分を埋めして処理しているという。
内部両サイドの構造材は30mmブラックウォールナットを削り出して製作。音の反射を防ぐために、ウールシートと天然シルクの2種類を吸収材として採用している。
前面にはクラシカルバーチを採用 | ブラック・ウォールナットで仕上げに特徴 |
ツィータを上部に装備 |
ウーファユニットはアルパインの170mm径DDリニアユニット「DLX-F17S」に独自のチューニングを施したものを採用。ツィータは立ち上がりの速い高域と、中域までを幅広く再現するというデュアルボイスコイルを採用した30mm径デュアルエミッションツィータを採用。無垢材エンクロージャの上部にややスラント角をとり設置し、近接視聴の場合でも違和感の無い音楽再生が可能という。
ネットワークは、コイルを使用しない独自の「レゾナンス・コントロール・ネットワーク」を採用。再生周波数帯域は45Hz~60kHz、出力音圧レベルは89dB、インピーダンスは4Ω。サランネットは付属しない。
(2009年 5月 14日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]