Vuzix、メガネ型ディスプレイがBS11の3D番組に対応

-20,790円。2.7m先に44型相当の画面を表示


iWear AV230XL+。外観は既存モデルと同じ

発売中

直販価格:20,790円


 Vuzixは、BS11で放送されている3D番組にも対応したヘッドマウントディスプレイ(HMD)「iWear AV230XL+」を5月より発売した。直販価格は20,790円。

 2008年10月発売の「iWear AV230XL」をファームアップデートし、サイド・バイ・サイド方式の3D表示に対応したモデル。BS11の3D番組などが立体表示できるようになった。そのほか、フィールドシーケンシャル、アナグリフ方式の3Dにも対応。なお、同製品はUSB端子を備えておらず、既存モデルからのアップデートは行なえない。

本体内側

 3D以外の仕様は既存のAV230XLとほぼ共通で、320×240ドットの液晶ディスプレイを左右に搭載。フォーカスイメージ位置は2.7m先で、44型相当の画面が見られるという。メガネをかけたままでも装着が可能。片目ごとに利用できるピント調整機能も備えている。本体には着脱が可能なステレオイヤフォンを搭載。別のイヤフォンと交換することもできる。

 コンポジット映像/アナログ音声のケーブルを付属するほか、別売でiPod/iPhone接続用ケーブルや、AV出力対応携帯電話用のケーブルも用意する。電源は単3電池1本で、アルカリ電池での連続駆動時間は約7時間。重量は約113g。キャリングバッグや、調節可能なヘッドストラップなどが付属する。

 同社製品では3月に発売された「iWear AV920」(直販49,900円)がUSB経由のファームアップデートでサイド・バイ・サイド方式の3D表示に対応しており、BS11対応モデルは今回で2製品目となる。


(2009年 6月 5日)

[AV Watch編集部 中林暁]