ソニーPCL、BD-Live制作/ソリューションサービスを開始

-国内初採用は「エウレカセブン」。SBMV導入も


BD-Liveのメニュー画面

6月25日発表


 ソニーピーシーエル株式会社(ソニーPCL)は25日、BD-Liveに対応した制作・ソリューションサービスを開始すると発表した。

 同サービスは国内アニメーションとして初めてBD-Live対応した「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」(バンダイビジュアルより26日発売)で利用されている。

 BD-Liveとはインターネットに接続されたBru-ray Disc(BD)プレーヤーを通じて、最新作の予告編や特典映像、字幕のダウンロード、チャットなど様々なサービスが利用できる機能。既に多くの米国作品などで採用されている。

 同社では国内作品向けBD-Liveの制作環境やソリューションを拡充。今回、プログラム開発や対応オーサリング、グループ会社と連帯したコンテンツサーバーの提供など、BD-Liveを実現するための制作・ソリューションが整ったことで、国内におけるBD-Live対応のBD作品制作をサポートすることが可能になったという。

 BD-Live対応したBD版「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」は、特典ディスクなどを収めた限定版(13,440円)と、通常版(8,190円)の2種類を用意。BD-Live機能として、「公開記念キャストコメント」や「初日舞台挨拶」映像などのオリジナルコンテンツの配信に対応する。また映像制作において、ソニーが開発した映像用階調補完技術“Super Bit Mapping for Video(SBMV)”を活用。高品質な映像を実現したとしている。

ダウンロードコンテンツ(舞台挨拶)映像にはSBMVを採用
(C)2009 BONES/Project EUREKA MOVIE

(2009年 6月 25日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]