ソニー、6.1型液晶/ワンセグ搭載の新nav-u「NV-U3DV」

　ソニーは、ポータブルナビ(PND)「nav-u」の新シリーズとして、6.1型液晶を備え、ワンセグにも対応する「NV-U3DV」を8月11日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は65,000円前後の見込み。

　6.1型/480×272ドットのタッチパネル式液晶を備え、4GBのフラッシュメモリを内蔵したPND。従来のスタンダードモデル「NV-U3V」やコンパクトモデル「NV-U3C」に続く、nav-uの新シリーズとして、「大画面モデル」という位置づけでラインナップ。「フルナビ同等の画面と機能を有し、視認性を向上させた」としている。

6.1型液晶搭載の大画面モデル	左から「NV-U3DV」、「NV-U3V」、「NV-U3C」

　従来モデル「NV-U3V」同様、ワンセグチューナを搭載。ただし、録画機能は備えていない。EPGや字幕放送に対応するが、データ放送/双方向サービスには非対応。本体上部に伸縮式アンテナを装備する。なお、運転中のワンセグ利用はできない。

ワンセグチューナを搭載	伸縮式アンテナを内蔵する

　メモリースティックDuoスロットを装備。メモリースティックDuoに保存された動画/音楽/静止画の再生ができる。再生対応フォーマットは動画がMPEG-4とMPEG-4 AVC/H.264(Baseline Profile)で、解像度320×240ドット、ビットレート384kbps、フレームレート15fpsまでサポート。音楽がMP3(ビットレート 32～320kbpsまで)、AAC(16～320kbpsまで)、静止画がJPEG(1,210万画素まで)をサポートする。音楽はナビとの同時利用が可能。

AV機能も利用可能	メモリースティックDUOスロットを搭載	音楽再生画面

　ナビ機能を強化したのも特徴。2008年12月までの最新地図データを内蔵。また、市外詳細地図の搭載エリアを従来モデル(U3V)と比べ、約2.5倍拡大。さらに、グルメぴあや全国立ち寄り温泉ガイドなど、合計約14,600件のガイドブック情報も搭載する。住所データは約3,400万件、電話番号は約1,000万件、施設データも約1,000万件収録。

　従来モデル同様、交差点拡大図や交差点名称音声案内にも対応する。GPSと加速度センサー、気圧センサー、ジャイロセンサーを組み合わせ、トンネル内などでも自動車位置を表示する「POSITION plus G」システムも採用。地図の縮尺変更や自宅への帰路など、よく使う機能が画面をなぞるだけで簡単に操作できる「ジェスチャーコマンド」機能も搭載する。

付属のクレードルで固定

　PNDの車内取り付けは付属の吸盤式クレードルを使用。ナビ本体を車から取り外し、徒歩用ナビとして使うこともできる。そのほか、別売のVICSビーコンユニット「NVA-VB7」を接続することで渋滞情報も取得できる。

　電源は内蔵バッテリで、付属のACアダプタやシガーソケットアダプタで給電可能。USB端子も備え、USBを介したチャージもできる。フル充電時の使用時間は約2時間で省電力モード時は約3時間。ヘッドフォン端子を装備。スピーカーも内蔵する。

　外形寸法は約182×25.3×106.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約400g。付属品はクレードル、ソフトキャリングケース、ハンドストラップ、クレードルストラップなど。