パナソニック、畳半分で42型設置できるラックシアター
-HDMIリンクや“明瞭ボイス”も搭載
パナソニック株式会社は、42型の薄型テレビを設置可能なラックシアター「SC-HTR40」を9月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後の見込み。
2.1chアンプを内蔵したラックシアターで、HDMIリンク機能「VIERA Link」に対応し、同社の薄型テレビVIERAと連携できる点が特徴。対応VIERAは32~42型までで、2009年発売のVIERA V1/G1/X1/R1シリーズの42型モデルを、畳一枚分の半分のスペース(850×850mm)に設置できるという。ラックの角をカットしたデザインを採用し、コーナー設置にも対応する。
出力25W×2chのステレオスピーカーと、30Wのサブウーファを内蔵。フロントスピーカーユニットは6.5cm径で竹繊維振動板を採用し、音の立ち上がりに優れ、高域も伸びるクリアな再生音を実現したという。ウーファは12cmのコーン型ユニットを採用している。
ドルビーデジタルやDTS、AACの各デコーダを搭載するほか、マルチチャンネルPCMの入力にも対応し、2.1chスピーカーでもバーチャルサラウンド再生が可能。人の声を聞き取りやすくする「明瞭ボイス」機能も備えている。
リモコン |
また、独自のウィスパーモードサラウンドも搭載。小音量では聞こえにくい低音域の周波数特性を補正することで、深夜などの小音量での再生時でも、シアターの臨場感を楽しめるという。
入力端子はHDMIが1系統で、光デジタルが2系統、アナログ音声が2系統。出力端子はHDMIを1系統装備する。HDMIはVIERA Linkに対応し、VIERAのリモコンから、ラックシアターの電源ON/OFF設定や、音量調整、サウンドモード(スタンダード/スタジアム/ミュージック /シネマ/ニュース)の切り替えが可能。「番組ぴったりサウンド」、「こまめにオフ機能」も搭載している。
消費電力は43Wで、電源スタンバイ時の消費電力は約0.4W、省待機電力モード時は約0.1W。外形寸法は860×387×444mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約25kg。
(2009年 7月 30日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]