東芝、超解像/500GB HDD搭載の「REGZA H9000」
-HDD搭載の中級機。42/37型はフルHDクリアパネル採用
株式会社東芝は、液晶テレビ「REGZA」の新モデルとして、超解像技術「レゾリューションプラス 2」や500GB HDDを内蔵したデジタル放送録画モデル「H9000」シリーズを11月上旬より発売する。42/37/32型の3モデルを用意し、価格はいずれもオープンプライス。
型番 | サイズ | パネル解像度 | 録画機能 | 発売日 | 店頭予想価格 |
42H9000 | 42型 | 1,920×1,080ドット | 500GB HDD USB HDD | 11月上旬 | 27万円前後 |
37H9000 | 37型 | 22万円前後 | |||
32H9000 | 32型 | 1,366×768ドット | 17万円前後 |
H9000シリーズは、500GB HDDを内蔵した録画対応液晶テレビ。42/37/32型の3モデルを用意。42/37型は1,920×1,080ドットのフルHD倍速パネルを採用し、駆動方式はIPS系。Hシリーズでは初めてのクリア(光沢)パネルを採用している。32型は1,366×768ドットの倍速パネルで、VA方式のノングレアパネルとなる。
42H9000 | 37H9000 | H9000シリーズ |
内蔵HDDや別売のUSB HDDを利用し、簡単に録画予約/録画番組再生が行なえる点が特徴。従来モデルのH8000シリーズからの強化点は、超解像技術の「レゾリューションプラス 2」を搭載したほか、42/37型で「Wスキャン倍速」やクリアパネルを新搭載するなど、画質面での大幅な強化が図られた点。HDDもH8000の300GBから、500GBに増強した。
超解像の「レゾシューションプラス」はバージョン2のため、フラッグシップ機のZX9000/Z9000に新搭載したアニメに最適化した画質モードなどは含まれていないが、前最上位機Z8000系相当のものを搭載し、地上デジタル放送やDVDなどの入力映像の画質改善を図れる。1080p入力した外部入力映像に対しても超解像処理を適用できる。
42/37型は倍速駆動技術の「倍速モーションクリア」に加えて、「Wスキャン倍速」を搭載。バックライト制御により残像低減を図っている。32型も倍速モーションクリアを搭載している。
部屋の環境に合わせて、最適な画質に調整する「おまかせドンピシャ高画質 2」も搭載。画質モード「おまかせ」利用時に、周囲の明るさや照明の種類、日の出/日の入時刻の変化などの視聴環境や、視聴中の映像コンテンツの種類に合わせて最適な画質に自動調整する。なお、ZX9000/Z9000の「ドンピシャ高画質 3」で搭載した色温度センサーは備えていない。
チューナは、地上/BS/110度CSデジタルを各2系統、地上アナログを1系統装備。番組表は「レグザ番組表・ファイン」を採用する。連続ドラマを最終回まで追跡録画する「連ドラ予約」機能なども備える。10W×2chのスピーカーも内蔵し、アンプにはクラスDデジタルパワーアンプを採用している。
レグザリモコンII |
HDMI以外の入力端子は、D4×1、S2映像×2、コンポジット×3、HDMIアナログ音声入力など。ヘッドフォン出力や光デジタル音声出力、デジタル放送録画出力や、Ethernetも備えている。リモコンは新デザインの「レグザリモコンII」が付属する。
型番 | 42H9000 | 37H9000 | 32H9000 |
パネル | フルHD倍速 IPS | HD倍速 | |
超解像 | レゾリューションプラス2 | ||
コントラスト | 1,100:1 | 3,000:1 | |
視野角 | 上下左右178度 | 上下左右176度 | |
チューナ | 地上/BS/110度CSデジタル×2系統 地上アナログ×1系統 | ||
内蔵HDD | 500GB | ||
スピーカー | 10W×2ch | ||
入出力端子 | HDMI入力×3 D4入力×1 S映像入力×1 コンポジット入力×3 光デジタル音声出力×1 HDMI音声入力×1 デジタル放送録画出力×1 Ethernet×1 モジュラー×1 ヘッドフォン×1 | ||
消費電力 | 196W | 170W | 110W |
年間消費電力 | 157kWh/年 | 141kWh/年 | 96kWh/年 |
外形寸法 (スタンド含む) (幅×奥行き×高さ) | 100.9×31.6×70.1cm | 90.2×26.6×64.0cm | 78.6×26.6×57.4cm |
重量 (スタンド含む) | 22.5kg | 16.5kg | 13.5kg |
(2009年 9月 16日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]