三洋、吸盤タイプの車載キット採用ワンセグ「ゴリラ」

-ワンセグ録画やMP3再生に対応。6.2型など3モデル


10月8日発売

標準価格:オープンプライス


 三洋電機は、ポータブルカーナビゲーション「ゴリラ」の新モデルとして、吸盤式の車載取り付けキットを付属した3製品を10月8日より発売する。

 価格はオープンプライスで、6.2型液晶を搭載した「NV-SD630DT」が99,800円前後、5.2型液晶とVICS内蔵の「NV-SB541DT」が87,000円前後、VICS無しの5.2型液晶搭載「NV-SB531DT」が8万円前後の見込み。

NV-SD630DTNV-SB541DTNV-SB531DT

 いずれも8GBの内蔵メモリやワンセグチューナを内蔵したポータブルナビゲーションシステム。全モデルで、車から車への載せ替えを容易にした吸盤タイプの取り付けキットを装備した。

 ディスプレイは、「NV-SB630DT」が6.2型、「NV-SB541DT」と「NV-SB531DT」が5.2型で、解像度はいずれも480×240ドット。バックライトは白色LED。タッチパネルによる操作に対応する。

 AV機能としては、ワンセグチューナを装備。別売のSDカードを利用することで、ワンセグ番組を1週間/10番組まで予約録画可能となっている。データ放送の受信にも対応する。MPEG-4(Simple Profile/MP4)の動画ファイル再生にも対応。解像度480×272ドット、フレームレート30fps、ビットレート1Mbpsまでサポートしている。

 音楽再生にも対応し、SDカードに記録したMP3/WMAの再生が可能。ヘッドフォン利用時には「3Dサウンド」再生も可能となっている。FMトランスミッタも装備しており、カーオーディオのFMラジオを利用して、ゴリラ内の楽曲再生が可能となっている。出力1Wのモノラルスピーカーを内蔵する。

NV-SB541DT/SB531DTは歩行ナビゲーションとして利用できる

 地図データは8GBの内蔵メモリに収納。全国1,157エリアの詳細市街地図を収めている。約4,000万件の電話番号検索や、3,500万件の住所地番検索、450万件のジャンル検索などに対応する。上下左右のジャイロセンサーや加速度センサーにより、GPSが受信できない高架下やトンネルでも自車位置を高精度に測位できる「ゴリラジャイロ」も搭載。GPSとジャイロセンサーからの測位回数を2回/秒から、5回/秒に増やすことで、より滑らかな自車位置表示を可能とする「新W測位システム」も採用している。

 高速CPUなどから構成される「Gorillaエンジン」を搭載し、検索スピードやタッチ操作、地図描画などを高速化。GPS信号を基に、運転中の加速や減速、アイドリングなどを検知して、エコ運転を促す「エコドライブ情報」機能を装備。5.2型液晶搭載の2モデルでは、バッテリを内蔵。歩行ナビとして利用できる「ウォーキングサポート」機能も備えている。

 外形寸法/重量はNV-SB630DTが157×96×25mm(横×縦×厚み)/約310g、NV-SB541DT/SB531DTが139×86×24.5mm(同)/約270g。


(2009年 9月 17日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]