ディズニー、CGアニメ「ボルト」をBlu-ray/DVD化

　ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメントは、3DCG映画「ボルト」を、12月16日にBlu-ray/DVD化する。BD版にはDVDの本編ディスクも付属。また、DVD版には、本編を収めたmicroSDをセットにしたバージョンも用意する。価格や仕様は下表の通り。

　BD版にはDVDの本編ディスクが付属。microSDセットに入っている映像は本編のみで、音声は日本語吹替のみ。ワンセグ対応携帯電話や、対応するワンセグテレビ、カーナビなどで再生できる。

　BD/DVD/DVD+microSDの全バージョンに共通して収録される特典コンテンツは、未公開シーン、「制作の舞台裏」、「音楽の世界」、ボーナス・エピソード「ライノ! オリジナル短編アニメーション」。

　BDビデオ版にはさらに、ゲーム「しびれるミッション」や、アート・ギャラリーとして「キャラクター・デザイン」や「カラー・スクリプト」、「ストーリーボード・アート」、「美術設定」などのコンテンツも収めている。

　「ピクサー」で多数のヒット作を手掛けたジョン・ラセターが、企画段階から関わった初のディズニー作品で、“新生ディズニー第1弾”の作品と位置付けられている。

　ラセターは製作総指揮を担当し、監督はクリス・ウィリアムズ、バイロン・ハワードが務めている。ディズニーの3Dアニメは「チキン・リトル」や「ルイスと未来泥棒」などが存在するが、これらは社外のポストプロダクション段階で3D変換されていたため、「ボルト」はディズニーが製作まで手掛けた初の3Dアニメとなる。

(C)Disney.

　犬のボルトは、飼い主の少女ペニーを守るために改造されたスーパードッグ。車よりも速く、ヘリを飛び越え、破壊力抜群の吠え声で悪の軍団と闘っている。……しかし、それはテレビドラマの中でのお話。現実のボルトは普通の犬だが、ハリウッドの撮影スタジオで育てられた彼は、ドラマを現実と信じ込み、自分は本当にスーパードッグだと思っている。

　そんなある日、ドラマの中でペニーがさらわれてしまう。慌てたボルトは彼女を探してスタジオの外へ。初めて知る現実の世界。自分がただの犬だと知ったボルトは、同時に何よりも大切なペニーが、“ドラマの役として自分を可愛がってくれていた”事にショックを受ける。全てが演技だったのか? ペニーの心を確かめたいボルトは、旅の途中で出会った仲間達に支えられ、ペニーの元へ帰ることを決意するのだが……。

　日本語吹替は佐々木蔵之介、白石涼子、江角マキコ、中村秀利、天野ひろゆきらが担当している。