NECディスプレイ、輝度2,500ルーメンの新DLPプロジェクタ

-実売8万円の「NP215J」。他3機種用意。省電力化を実現


11月2日発売

標準価格:オープンプライス


 NECディスプレイソリューションズ株式会社は、「ビューライトシリーズ」のDLPデータプロジェクタ新製品4モデルを11月2日より発売する。価格や詳細は下表の通り。

型名

パネル解像度

輝度

店頭予想価格

NP215J

1,024×768ドット

2,500ルーメン

80,000円前後

NP210J

2,200ルーメン

70,000円前後

NP115J

800×600ドット

2,500ルーメン

60,000円前後

NP110J

2,200ルーメン

55,000円前後

 いずれも0.55型のDLPパネルを搭載するデータプロジェクタ。パネル解像度は「NP215J」と「NP210J」が1,024×768ドット、「NP115J」と「NP110J」が800×600ドット。特徴として、従来機種から輝度やコントラスト比を向上。輝度はNP215Jが2,500ルーメン、NP210Jが2,200ルーメン、NP115Jが2,500ルーメン、NP110Jが2,200ルーメン。コントラスト比は4モデルとも2,000:1となっている。

 そのほかの仕様はほぼ共通。1.1倍のマニュアルズーム/マニュアルフォーカスレンズを搭載。投写距離は1.18~13.2mで、画面サイズは30~300型。出力180WのACランプを搭載し、ランプ交換時間(目安)はノーマルモード時で最大3,500時間、ランプエコモード利用時には最大5,000時間まで延長できる。

 省電力化を図ったことも特徴で、スタンバイ省電力時で消費電力0.49Wを実現。従来機種(同7W)から、大幅に削減した。通常時の消費電力は242W、エコモード時は217W、スタンバイノーマル時は4W。エコモード オン時の省エネ効果を、二酸化炭素排出削減量に換算して表示するカーボンメーター機能も搭載する。

 入力端子はアナログRGB(D-Sub 15ピン)、S映像、コンポジット、アナログ音声(ステレオミニ)を各1系統装備。NP215Jのみ、Ethernet端子を搭載し、ネットワーク経由でパソコンから電源のON/OFFや入力切替などが可能。ステータスの確認など、プロジェクタの管理も行なうことができる。アナログRGB(D-Sub 15ピン)の映像出力や、7W出力のモノラルスピーカーも備える。

 機能面では、電源を入れてから約7秒で画面を投映できる「クイックスタート機能」や、電源を切ると冷却ファンが停止し、すぐに片づけが可能な「クイックパワーオフ機能」を搭載。投写中に電源タップのスイッチなどで電源を切れる「ダイレクトパワーオフ」にも対応する。

 ホワイトボードに投写する際の専用モードに加え、黒板など8種類の壁色に対応した補正モードも装備。 また、上下最大±約40度の範囲で調整可能な「台形歪み補正」機能も利用できる。本体操作部や端子部、付属のリモコンに日本語表記を採用し、使いやすさに考慮したという。

 4モデルとも、外形寸法は310×247×95mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.5kg。ソフトケースやレンズキャップなどが付属する。


(2009年 10月 21日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]