ソニー、AVCHD採用の業務用映像機器新シリーズ「NXCAM」

-'10年初頭に導入。InterBEEでカムコーダを出展


「InterBEE 2009」で出展された「NXCAM」カムコーダ

11月18日発表


 ソニーは18日、AVCHDフォーマットを採用した業務用映像撮影機器の新シリーズ「NXCAM」(エヌエックスカム)を2010年初頭より導入すると発表した。18日開催の国際放送機器展「InterBEE 2009」に、対応カムコーダと専用フラッシュメモリーユニットを参考展示している。

 「NXCAM」はAVCHD形式(MPEG-4 AVC/H.264)でのHD記録に対応する業務用映像撮影機器のシリーズ名称。ソニーでは、新たに「NXCAM」を追加することで、既存の「XDCAM EX」や「HDV」とともに、ユーザーの多様なニーズに応えていくとしている。

 今回発表された「NXCAM」カムコーダは、レンズ一体型のボディで、撮影素子には1/3型の「Exmor」3CMOSセンサーを採用。記録媒体はメモリースティック PRO デュオか、別売オプションの専用フラッシュメモリユニットが利用できる。レンズは光学20倍の「G Lens」(35mm換算:29.5mm~590mm)。

 記録フォーマットは、AVCHDを採用する「HDモード」(ビットレート:最大24Mbps)と、MPEG-2 PSを採用する「SDモード」(ビットレート:約9Mbps)の2種類を用意。音声記録はHDモードがリニアPCM 2chもしくはドルビーデジタル 2ch、SDモードがAC3 2chとなっている。


(2009年 11月 18日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]